クリーク・アンド・リバー社はドローン開発会社サイトテックと大型ドローンによる物資の運搬や投下の目視外操作演習に協力

◇20kg以上の物資を目視外自律飛行で物資を指定したポイントに降ろす

クリーク・アンド・リバー社<4763>(東1)は、ドローン開発会社サイトテック(本社:山梨県南巨摩郡)と協業し、陸上自衛隊が11月に熊本県の大矢野原演習場で行った、大型ドローンによる物資の運搬や投下の目視外操作演習に協力した。

 国産の大型ドローンによって、20kg以上の物資を目視外自律飛行で物資を指定したポイントに降ろし、そのまま自律飛行で往復2kmの距離を戻した実験に成功した。なお、このような実験は、同社の調査によると国内初という。

 演習期間は、11月10日(火)~15日(金)で、大矢野原演習場(熊本県上益城郡山都町)で行った。演習内容は、20kg以上の物資運搬や投下などを目視外操作で可能とする大型UAV(無人航空機)の操作教育や、整備・運用に関する技術支援。20kg以上ある物品を1km先に自律飛行で運び、指定したポイントに降ろし、そのまま自律飛行で戻す操作と300m先への有線ケーブル引き 、100m上空からのビラ配り、高度と距離を変えての通信接続試験などを行った。

 同社は、ドローンに関わる技術開発者を営業・販促面、資金面でサポートするほか、フライト代行、人材育成とエージェン シー(派遣・紹介)を行っている。

 今回は、サイトテックの技術を最大限に活かす営業支援を行い、演習の共同プロジェクトを実施した。

 近年、地震や台風などの災害が増加している中、救援物資の運搬手段として機動性が高く、重量物の運搬が可能な大型ドローン活用への期待は年々高まっている。また、土木建設や農林業においても、資材や収穫物の運搬用途として導入され始めていることから、大型ドローンのニーズはますます高くなるものと予想される。

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