新日本製薬は売られ過ぎ感、20年9月期2桁増益予想

 新日本製薬<4931>(東マ)は、シンプルスキンケアブランド「パーフェクトワン」化粧品を主力としている。20年9月期2桁増益予想である。収益拡大を期待したい。株価は急落して安値を更新したが売られ過ぎ感を強めている。反発を期待したい。

■シンプルスキンケアブランド「パーフェクトワン」化粧品が主力

 19年6月東証マザーズに新規上場した。シンプルスキンケアブランド「パーフェクトワン」化粧品を主力として、データベースマーケティングに基づき、美と健康に関する商品の研究開発・商品企画・販売を行うファブレスメーカー(製造を外部に委託)である。

 主力のオールインワン美容液ジェルシリーズはオールインワンスキンケア市場における国内売上NO.1商品である。19年11月には累計販売実績が5500万個を突破した。

 19年9月期の売上構成比は、商品別では化粧品が91%、ヘルスケア商品(健康食品・医薬品)が9%、販売チャンネル別では通信販売(EC含む)が92%、直営店舗(12店舗)販売・卸売販売が6%、海外が2%だった。

■20年9月期2桁増益予想

 20年9月期の非連結業績予想は、売上高が19年9月期比4.3%増の350億円、営業利益が10.0%増の31億50百万円、経常利益が10.7%増の31億30百万円、純利益が10.2%増の20億10百万円としている。主力の化粧品が6.6%増収と牽引し、増収効果で販管費増加を吸収する見込みだ。収益拡大を期待したい。

■株価は売られ過ぎ感

 株価は急落して安値を更新したが売られ過ぎ感を強めている。反発を期待したい。12月18日の終値は1450円、時価総額は約313億円である。(日本インタビュ新聞社アナリスト水田雅展)

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