【業績でみる株価】システムインテグテレは今期大幅黒字、不採算消え無配は1期だけで復配、株価見直し余地

業績で見る株価

システムインテグレータ<3826>(東1・売買単位100株)は、主力事業のソフトウェア開発支援ツールの好調を受けて、2016年2月期は営業段階で3億5000万円(前期7億3300万円の赤字)、経常段階でも3億5000万円(同7億3100万円の赤字)の黒字にそれぞれ転換する見通し。1株利益は39円72銭と40円に急接近する。配当は前期の無配転落から年12円の復配を実施する意向だ。

「ソフトウェア開発支援ツール関連」、「ECサイト構築パッケージ関連」、「Web-ERPパッケージ関連」、「プロジエクト管理パッケージ関連」の4製品分野は堅調だが、15年2月期は4製品分野以外のシステムインテグレーション分野において創業以来最大規模の不採算案件により赤字となったという。

今期は不採算案件が消え業績は急回復、無配は1期間のみで今期復配する。年初来高値は722円(1月22日)、同安値434円(1月18日)、直近27日は568円。

配当利回りは2.1%、PERは14倍台。決算発表を終えたばかりで配当取りのタイミングには早すぎるだろうが、割安感は見直されてくるものとみられる。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■更新前のスーパーコンピュータの約4倍の計算能力  富士通<6702>(東証プライム)は2月21日…
  2. ■両社の資源を有効活用しSDGsに貢献  伊藤忠商事<8001>(東証プライム)グループのファミリ…
  3. ■純正ミラーと一体化し、左後方の視界を広げる  カーメイト<7297>(東証スタンダード)は、純正…
2024年3月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

ピックアップ記事

  1. ■投資と貯蓄の狭間で・・・  岸田内閣の「資産所得倍増プラン」は、「貯蓄から投資へ」の流れを目指し…
  2. ■「ノルム(社会規範)」解凍の序章か?植田新総裁の金融政策正常化  日本銀行の黒田東彦前総裁が、手…
  3. ■「日経半導体株指数」スタート  3月25日から「日経半導体株指数」の集計・公表がスタートする。東…
  4. ■投資家注目の適正株価発見ツール  日銀の価格発見機能が不全になる可能性がある中、自己株式取得が新…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る