「Jトラスト銀行インドネシア」の株式がインドネシア証取で取引再開

■取引停止のあとJトラストグループに入り復活、市場価値4.5兆ルピア(日本円で約352億円)

Jトラスト<8508>(東2)は1月8日の夜、インドネシア証券取引所が同日付けで同社の連結子会社Jトラスト銀行インドネシア(以下「BJI」)の取引停止を解除したと発表した。9日の株価は425円(11円高)で始まり堅調に推移している。

 発表によると、BJIは、2008年からインドネシア証券取引所での取引が停止されていた。その時の銀行名はセンチュリー銀行であり、その後インドネシア預金保険公社(LPS)に引き継がれた。リストラプロセスを経たのち、LPSはセンチュリーバンクの名前をバンク・ムティアラに変更し、一般競争入札を経て、2014年にJトラストに売却した。

 そしてBJIは、19年末に取引を再開するための書類一式(監査意見書・株価評価書等)を提出。このほど、インドネシア証券取引所より上場基準を満たしているとの評価がなされた。

 公的評価機関であるKusnanto&Partnersによって行われた評価に基づくと、同社の公正市場価値は4.51兆ルピア(日本円で約352億円)になる。そのため、取引再開後の株価は1株当たり450ルピアとなる。(HC)

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