【株式市場】新型肺炎の関連株は高いが経済活動の委縮など連想されTOPIXは軟調

株式

◆日経平均は2万3950円90銭(34円32銭高)、TOPIXは1730.15ポイント(0.91ポイント安)、出来高概算(東証1部)は4億9385万株

チャート6

 1月16日(木)前場の東京株式市場は、中国で発生した新型肺炎を国内で帰国者から初確認と伝えられ、経済活動の委縮などが連想され、日経平均は取引開始後の58円80銭高(2万3975円38銭)を上値に一進一退となった。マスク素材のダイワボウHD<3107>(東1)、クリーンルームの日本エアーテック<6291>(東1)、マスクの重松製作所<7980>(JQS)などが活況高。一方、日経平均は重く、前引けは34円32銭高(2万3950円90銭)だった。TOPIXは安い。一方、東証2部指数、マザーズ指数は小高い。

 新型肺炎を受け、空港などの発熱者チェック装置の日本アビオニクス<6946>(東2)、診断薬などのミズホメディー<4595>(東2)も高い。ログリー<6579>(東マ)は「cookie(クッキー)」(閲覧履歴ユーザー情報)を用いない情報分析を行うとされ、グーグルがネット検索閲覧データの提供をとりやめと伝わったことなどを受けてストップ高。京写<6837>(JQS)は「世界初のノンシリコーン部品搬送キャリア」が材料視され2日連続ストップ高。

証1部の出来高概算は4億9385万株、売買代金は8843億円。1部上場2160銘柄のうち、値上がり銘柄数は848銘柄、値下がり銘柄数は1192銘柄となった。(HC)

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