トランザスの子会社TAP社が「AIRUX-8」をシンガポールフォルクスワーゲンのビルに導入

新製品&新技術NOW

■「AIRUX-8」はビル全体のエネルギー消費を自動制御

 トランザス<6696>(東マ)の完全子会社TRANZAS Asia Pacific Pte.Ltd.(シンガポール共和国、「TAP社」)は、昨年よりOTTO Solution Pte.Ltd.(シンガポール) と共同で進めていた施設内のエネルギーを自動制御するIoTコントローラー 「AIRUX-8」の開発を2019年末に完成させ、シンガポールフォルクスワーゲンビルへの導入を完了した。

 これにより、TAP社は「AIRUX-8」を1月15日から東南アジアを始め世界に向けて販売を開始する。

 「AIRUX-8」は様々なIoT機器をAI自動制御する為の、集中コントローラー装置である。 シンガポールフォルクスワーゲンには、OTTO 社のBlueToothメッシュ技術を利用したIoT 照明設備が全館に導入されており、AIRUX-8は、OTTO社の照明と通信し、各照明のエリアグループ毎に時間帯、営業稼働日、季節により照明の明るさを自動制御する事が可能である。

 更に、同ビルにはOTTO社の人感センサーが照明装置と共にあらゆるエリアに設置されており、人感センサーによって人の混雑状況や、不在状況を把握する事ができる。来期は、 「AIRUX-8」にセンサーで取得したビル内状況に応じたエアコン温度のAI自動調整機能を実装する事を予定している。

 今後は、照明やエアコン等を含めた、ビル全体のエネルギー消費を実状況に合わせ、適正値に自動制御し、エネルギー削減と共にオフィス空間の快適さを追求していくとしている。

 また、OTTOとの協業により、東南アジアを中心にホテル・オフィスビル・商業施設等への導入を進めていく計画で、来期中に、新築ビル含め10施設への導入を目標としている。日本市場には、市場の動向に応じて、販売を検討していく予定である。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■歯周病の進行抑制に向け、老廃物除去と免疫調整の2軸で研究  ライオン<4912>(東証プライム)…
  2. ■バリア性能と印刷適性を両立、2030年までに10億円売上目指す  大日本印刷<7912>(東証プ…
  3. ■胃がん・大腸がん対策で「Train the Trainerプログラム」を展開  オリンパス<77…
2025年9月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■01銘柄:往年の主力株が再評価、低PER・PBRで買い候補に  今週の当コラムでは、買い遅れカバ…
  2. ■日米同時最高値への買い遅れは「TOPIXコア30」と「01銘柄」の出遅れ株でカバー  日米同時最…
  3. ■東京株、NYダウ反落と首相辞任で先行き不透明  東京株式市場は米国雇用統計の弱含みでNYダウが反…
  4. ■株式分割銘柄:62社に拡大、投資単位引き下げで流動性向上  選り取り見取りで目移りがしそうだ。今…
  5. ■金先物相場を背景に産金株が収益拡大の余地を示す  東京市場では金価格の上昇を背景に産金株が年初来…
  6. ■大統領の交渉術が金融市場を左右し投資家心理に波及  米国のトランプ大統領は、ギリシャ神話に登場す…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る