【株式市場】日経平均は一時1ヵ月ぶりに高値を更新し材料株の売買が活発

株式

◆日経平均は2万4041円26銭(108円13銭高)、TOPIXは1735.44ポイント(6.72ポイント高)、出来高概算(東証1部)は10億7935万株

チャート11

 1月17日(金)後場の東京株式市場は、トヨタ自動車<7203>(東1)ソニー<6758>(東1)がダレ模様で始まった一方、10時半に明らかになった中国の鉱工業生産指数が好調だったことなどで日本製鉄<5401>(東1)などの鉄鋼株や、日本郵船<9101>(東1)などが一段と強含んだ。日経平均は123円高で始まり、前場の高値(182円82銭高の2万4115円95銭)は抜けなかったが上げ幅100円台を保ち2日続伸。取引時間中としては2018年10月以来の高値を約1ヵ月ぶりに更新した。主な株価指数の中では東証マザース指数が安い。

 後場は、ホンダ<7267>(東1)が日本郵便と電動2輪車の導入で合意と伝えられて一段と強含み、アイロムグループ<2372>(東1)は子会社と九州大学との提携が好感されて一段高。アサヒ衛陶<5341>(東2)はベトナムでの大口案件の業績寄与への期待などが言われて戻り高値。イルグルム(旧ロックオン)<3690>(東マ)は「cookie(クッキー)」(閲覧履歴ユーザー情報)を用いない情報分析が材料視されて連日大幅高。イワブチ<5983>(JQS)は通信インフラ用金具製品の需要拡大期待などが言われて日々上げ幅を広げながら5日続伸となりついにストップ高。

 東証1部の出来高概算は10億7935万株(同5億1136万株)、売買代金は2兆13億円(同9187億円)。1部上場2160銘柄のうち、値上がり銘柄数は1194(同1285)銘柄、値下がり銘柄数は837(同745)銘柄。

 また、東証33業種別指数は27業種(前引けも27業種)が値上がりし、値上がり率上位の業種は、鉄鋼、海運、金属製品、輸送用機器、ゴム製品、証券・商品先物、ガラス・土石、銀行、機械、などとなった。(HC)

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