エスプールの株価は決算発表の翌日、出来高を伴い急騰

■屋内型の農園登場で、現在の年間1000区画から一挙に、2000区画の販売も可能となる

 エスプール<2471>(東1)の株価は、決算発表の翌日は引け値930円(前日比98円高)と急騰し、出来高527万5300株の大商いとなった。

 それだけ、1月14日発表された決算内容が良くて、同日行われた決算説明会で語られた話の内容のインパクトが強かったといえる。一番の要因は、障がい者雇用支援サービスの貸農園に従来の屋外型農園に加え、新しく屋内型の農園が登場したことにある。今期は、都内に1から2施設展開するが、今後、屋内型が順調に展開すると、従来の屋外型と合わせ、年間2000区画の販売も可能になるという。

 今期20年11月期は農園の設備販売は、屋外型738区画、屋内型288区画合わせて1026区画を計画している。しかし、屋内型の展開次第では、現在の年間1000区画から一挙に、2000区画の販売も可能となることが分かった。障がい者雇用支援サービスの成長スピードが一段と加速することになる。


 ちなみに、19年11月期の障がい者支援サービスの売上高は27億66百万円(前年同期比39.0%増)であった。前期は、5農園新設し、922区画販売した。その結果、累計の管理区画数は2961区画となり、管理収入が増え、作業する障がい者数も1480名となっている。

 今期は、売上高35億30百万円(前期比27.6%増)を見込む。屋外型738区画、屋内型288区画と1026区画の販売を計画している。その結果、累計3987区画からの管理収入が見込まれる。

 これからは、屋内型の農園が加わることで、これまでの累計区画数が2961区画であるのに対して、年間2000区画の販売の可能性が出てきたことは、業績に与えるインパクトは大きいといえる。

 説明会の出席者から、屋内型になるとコストがかかるのではないかという質問に対して、代表取締役会長兼社長の浦上荘平氏は、「運営費用は従来の屋外型と変わりはありません。ただ、心配されるのは、現在、働かれる方達の定着率は、高い水準で推移していますが、屋内で働くためストレスがかからないかと心配しています。」と答えている。

 更に、18年11月期までは、ロジスティックスアウトソーシング、採用支援サービスは赤字であったが、前19年11月期連結業績においては、6部門(障がい者雇用支援サービス、ロジスティックスアウトソーシング、セールスサポートサービス、採用支援サービス、新規事業<プロフェッショナル人材バンク>、人材アウトソーシングサービス)全てが黒字化し、4部門が過去最高を更新している。各部門での課題を解決し、すべての部門でブラッシュアップされていることも重要といえる。

 今期20年11月期もさらに改善が進むことで、売上高206億36百万円(前期比17.8%増)、営業利益20億円(同24.7%増)、経常利益19億88百万円(同22.3%増)、純利益12億88百万円(同19.0%増)と最高益更新を見込む。

 好業績が予想されることから、配当も3円30銭と1円30銭の増配を予定している。

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