前田道路がストップ高、前田建設のTOBに対し逆に資本関係の解消を提案

■前田道は「事業シナジーが見込まれない」、前田建設は「グループとしての一体感を」

前田道路<1883>(東1)は1月20日、11時過ぎから急伸し、以後、14時にかけても買い気配のままストップ高の3135円(502円高基準値から500円高)に貼りついている。

 1月20日、11時過ぎ、前田道路<1883>(東1)は、前田建設工業<1824>(東1)が保有する同社株式2046万株(持株比率約24.37%)の全ての取得と資本関係解消の提案を発表。一方、前田建設工業は前田道路に対するTOB(株式の公開買付)を発表。TOB価格を1株3950円としたため、前田道路はこれに向けてまっしぐらの急伸となった。

 前田道路のリリースには、「当社と前田建設との間で事業シナジーが見込まれないこと」などとある一方、前田建設のリリースには、「グループとしての一体感を高め」などとある。このため、両社の方向性の違いが注目されている。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■グローバルモデルに匹敵する日本語対応の高性能生成AIを4月から順次提供  ELYZAとKDDI<…
  2. ■優勝への軌跡と名将の言葉  学研ホールディングス<9470>(東証プライム)は3月14日、阪神タ…
  3. ■新たな映画プロジェクトを発表  任天堂は3月10日、イルミネーション(本社:米国カリフォルニア州…
2024年4月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■金先物と原油価格、史上最高値に迫る―地政学リスクが市場に与える影響  今週のコラムは、異例中の異…
  2. ■「虎」と「狼」の挟撃を振り切り地政学リスク関連株で「ピンチはチャンス」に再度トライ  東京市場は…
  3. ■海運株と防衛関連株、原油価格の動向に注目集まる  地政学リスクによる市場の不安定さが増す中、安全…
  4. ■中東緊張と市場動向:投資家の選択は?  「遠い戦争は買い」とするのが、投資セオリーとされてきた。…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る