【株式市場】新型肺炎の関連株など活況高となり日経平均は小幅高だが2018年10月以来の高値を更新

株式

◆日経平均は2万4083円51銭(42円25銭高)、TOPIXは1744.16ポイント(8.72ポイント高)、出来高概算(東証1部)は8億2112万株

チャート11

 1月20日(月)後場の東京株式市場は、中国で発生した新型肺炎の患者を韓国でも確認と伝えられ、マスク素材のダイワボウHD<3107>(東1)シキボウ<3109>(東1)が一段と上げ幅を広げ、防護服のアゼアス<3161>(東2)やマスクの重松製作所<7980>(JQS)はストップ高。一方、日経平均は14時過ぎの66円85銭高(2万4108円11銭)を高値に強もみあいを続けたが、大引けは2018年10月以来の高値を更新した。

 後場は、前田道路<1883>(東1)が一段高となり、11時過ぎに前田建設工業<1824>(東1)と資本関係の解消の提案を発表したことや、その直後に前田建設が全く逆に前田道路へのTOB(株式の公開買付)を発表したことを受け思惑買いが集中。つれて日本道路<1884>(東1)なども急伸。靴のロコンド<3558>(東マ)は2月期の業績への期待が再燃とされて戻り高値。テクノクオーツ<5217>(JQS)は半導体市況の回復などが言われて一段高。

 東証1部の出来高概算は8億2112万株(前引けは4億3543万株)、売買代金は1兆4179億円(同6987億円)。1部上場2160銘柄のうち、値上がり銘柄数は1478(同1629)銘柄、値下がり銘柄数は579(同431)銘柄となった。

 また、東証33業種別指数は30業種(前引けは29業種)が値上がりし、値上がり率上位の業種は、建設、電力・ガス、機械、非鉄金属、ガラス・土石、卸売り、電気機器、倉庫・運輸、輸送用機器、不動産、その他金融、などとなった。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■国内初、HVO51%混合燃料が建設現場で稼働  大成建設<1801>(東証プライム)とユーグレナ…
  2. ■従来の制作プロセスを刷新しAI時代の人材育成を推進  武蔵精密工業<7220>(東証プライム)は…
  3. ■高速道路で手放し運転が可能に、新開発「Honda SENSING 360+」がACCORDの運転支…
2025年7月
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28293031  

ピックアップ記事

  1. ■5月訪日客数が過去最高、6月も好調持続の見込みで市場活況  足元のインバウンド需要は、好調に推移…
  2. ■インバウンド関連株は「トランプ関税」のリーチ圏外で小型割安株特性を発揮  「たかが1%、されど1…
  3. ■内需株に広がる「トランプ・ディール」回避の波  東京電力ホールディングス<9501>(東証プライ…
  4. ■日米関税交渉、7月9日に運命の日「90日猶予」迫る潮目  「三日、三月、三年」とは、潮目、変わり…
  5. ■祝日と金融政策が交錯する7月  7月は、7月21日が「海の日」が国民の祝日に制定されてからフシ目…
  6. ■「MMGA」効果の造船株・海運株は「海の日」月間キャンペーン相場も加わり一段高を期待  あと1カ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る