【編集長の視点】マクアケは続落も1Q決算発表を先取りし下値に直近IPO株買いが継続

編集長の視点

 マクアケ<4479>(東マ>は、前日20日に135円安の4250円と続落した。同社株は、昨年12月11日に新規株式公開(IPO)されたばかりで、売り買いが交錯し地相場の模索途上にある。このためこの日前場につけた4200円安値からは50円戻して引けており、今年1月28日に発表を予定しているIPO後の初決算となる今2020年9月期第1四半期(2019年10月~12月期、1Q)決算を先取り、下値に直近IPO株買いが継続した。今9月期通期業績が、V字回復して過去最高業績更新と予想されていることから、1Q決算への期待を高めている。今年1月15日まで同社のクラウドファンディングプラットフォーム「Makuake」で実施しているポータル電源「EFDELTA」の応援購入総額が、同社の歴代購入額で過去最高記録を更新中であることも見直されている。

■国内トップのプラットフォームで応援プロジェクトが続々

 同社の今2020年9月期業績は、売り上げ21億8700万円(前期比62.8%増)、営業利益4億7800万円(同3.83倍)、経常利益4億7600万円(同3.74倍)、純利益3億3000万円(同3.71倍台)と予想され、売り上げが連続して大幅増収となるとともに、純利益は、V字回復して2018年9月期の過去最高(1億1200万円)を大幅に更新する。「Makuake」を通じて企画中の新製品やサービスのプロジェクトの実行者と支援者をマッチングしており、昨年9月期末で累計プロジェクト数が7000件以上、累計支援金額が130億円超、支援金額が1000万円以上のプロジェクト数が200件以上と年間支援金額規模が、国内ナンバーワンとなっていることが、業績高成長要因となっている。

 IPO後も、昨年12月18日に中国のアリババグループのAlifish(中国北京市)と業務提携して相互のプラットフォームの利用事業者を相互にサポートし、昨年12月20日には糸魚川大火で被災した加賀の井酒造(新潟県糸魚川市)の新商品を酒類卸の原商(新潟県長岡市)が、同社の「Makuake」で予約販売し、同26日から実施している「EFDELTA」の応援購入金額が初日に1300万円となるなど歴代最高の応援購入総額ペースで推移していることなどが続いている。このため1月28日発表予定の今期1Q業績の動向が注目されている。

■下値固めが煮詰まり直近高値抜けから上場来高値奪回を目指す

 株価は、1550円を公開価格にIPOされ、2710円で初値をつけ、同社の第2位株主にサッカーの本田圭佑選手の個人ファンドが名を連ねている話題性やAlifishの業務提携も続き上場来高値5410円まで買い進まれ公開価格比3.39倍の高人気となった。その後は、定石通り地相場を模索する動きとなって4085円安値まで調整し、直近IPO株買いから4910円までリバウンド、足元では上場来高値から直近安値への調整幅の3分の1戻し水準固めを続け、煮詰まり感を強めている。今年1月高値4910円奪回から上場来高値5410円を目指そう。(本紙編集長・浅妻昭治)

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