アーバネットコーポレーションが台風対策もマンションの標準仕様に採用

■「地震対策は当たり前だが台風対策は強く意識されていなかった」

アーバネットコーポレーション<3242>(JQS)は1月22日、昨年秋の台風15号・19号による未曽有の災害を受け、自社開発の投資用ワンルームマンションに暴風雨などの台風対策を取り入れて標準仕様とする「アーバネット防災プログラム」(ワンルームマンション台風対策)を発表した(写真は服部信治社長)。

 同社が供給済みのマンションで、昨年の台風15号・19号による被害は、ほとんど軽微なものにとどまり、ベランダで隣戸を隔てる「隔壁版」にゆがみが生じた事案が1件、共有部分の外扉の開閉に支障が出た事案が1件、にとどまったという。電気室や機械室を地下に設置した建物は1棟もないとのことだった。

 それでも、「投資用ワンルームマンションでは区分所有者が実際に住んでいないという物件の性質上、全体的な防災対策に遅れが見られている」(服部信治社長)、とし、ガラス・サッシの耐風圧性能の強化や網戸の飛散脱落対策などの「強風対策」をはじめ、「豪雨対策」「停電対策」などを実施する。これから企画・開発するマンションで標準仕様化することとした。

【アーバネット防災プログラム(ワンルームマンション台風対策)】
■設計面■
・共用部1階に防災倉庫の設置
・電気室は必ず地上階に設置(1階に設置の場合は防水ドアの設置)
■設備面■
【強風対策】
(1)ガラス及び網戸の飛散脱落対策
(2)サッシの耐風圧性能の強化
(国土交通省のサッシ性能区分を東京エリア(34m/s)より、台風通過エリア(鹿児島・高知・銚子)(38m/s)の耐風圧性能に強化)
(3)避難隔壁版及び隔枠の強化(タワーマンション仕様)等
【豪雨対策】
(1)共用部の雨水侵入対策の強化(ハザードマップにより、簡易止水シートの設置)
(2)浸水時等に放流できない雨水を一時地下ピットに貯留するシステムの採用等
【停電対策】
(1)停電時にも点灯する保安灯を専有部に常備
(2)停電時の備品対策(防災倉庫に手動及びソーラーパネル発電によりスマホ等が充電できる照明付防災ラジオ、乾電池、簡易便所等を常備)など。

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