ピー・シー・エーは消費増税後も業務クラウドなど想定を上回って推移し業績予想を増額修正

 ピー・シー・エー<9629>(東1)は1月24日の取引終了後、今期・2020年3月期・通期連結業績予想の増額修正を発表し、営業利益は前回の予想を9.8%引き上げて26.40億円の見込み(前期比2.1倍)とした。業績予想の増額修正は、19年10月の発表に続き今季2度目。

 基幹業務クラウドや会計管理ソフトなどを提供し、当初、消費税の改正、Windows7のサポート終了にともなう需要は第2四半期累計期間(9月末)までである程度終了すると見込んでいたが、第3四半期に入っても当初の予想に反し、引き続き予算を上回り推移した。利益貢献度の高い製品の売り上げ、及びクラウドの売り上げが引き続き好調に推移する見込み。

 こうした展開により、売上高の見通しは同じく3.4%引き上げて138.64億円の見込み(同21.2%の増加)とし、広告宣伝費、修繕費、人件費等の必要経費の見直しを行った結果、親会社株主に帰属する当期純利益も同9.3%引き上げて17.18億円の見込み(同89.6%の増加)とした。増額後の予想1株利益は258円31銭とした。(HC)

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