【特集】意外な業績好調銘柄とコロナウイルス関連に上乗せの花粉症関連銘柄をマーク

マスク 体温計 ウイルス

異彩の増益・黒転決算の証券3社

特集

 意外な業績好調銘柄といえば、今3月期3Q決算の速報値を発表した証券株の極東証券<8706>(東1)藍澤証券<8708>(東1)丸三証券<8613>(東1)の3社である。速報値を発表した同業他社が、軒並み減益、赤字となるなか増益・黒字転換着地と異彩を放った。また商品先物会社は、中東の地政学リスクで金先物価格が急上昇したことを受けてストップ高銘柄が続出し、新型肺炎感染拡大で下落した金価格が、再び下値から安全資産買いから動意付いているようで、想定外の動きとなれば再出番も期待される。フジトミ<8740>(JQS)小林洋行<8742>(東1)第一商品<8746>(JQS)豊商事<8747>(JQS)岡藤ホールディングス<8705>(JQS)などをマークする余地がある。

■新型肺炎需要に上乗せの花粉症関連株をマーク

 花粉症関連株は、今年は暖冬の影響で花粉の飛散開始が早まると観測されており、足元の新型肺炎(コロナウイルス)関連需要にそのまま上乗せになって花粉の飛散が終了する5月のゴールデンウイーク前後まで継続することになる。ユニ・チャーム<8113>(東1)を筆頭にマスク株のダイワボウホールディングス<3107>(東1)シキボウ<3109>(東1)やエアーシャワーの日本エアテック<6291>(東1)などの追い風となる。花粉舌下錠の好調推移で目下集計中の前2019年12月期業績を2回も上方修正した鳥居薬品<4551>(東1)も外せない。

【関連記事情報】
【どう見るこの相場】2月相場はハイテク・景気敏感株などの3Q業績動向がポイント
【特集】2月7日から約1カ月ぶりに再開されるIPOの類似関連銘柄に注目

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■半導体パッケージの微細化に対応、LDI露光で1.0μm幅パターンを実現  旭化成<3407>(東…
  2. ■物流費やエネルギーコストの上昇受け、企業努力では限界  亀田製菓<2220>(東証プライム)は5…
  3. ■約100種類の実践講座で次世代エンジニアを育成  トヨタグループ5社は5月22日、AI・ソフトウ…
2025年7月
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28293031  

ピックアップ記事

  1. ■祝日と金融政策が交錯する7月  7月は、7月21日が「海の日」が国民の祝日に制定されてからフシ目…
  2. ■「MMGA」効果の造船株・海運株は「海の日」月間キャンペーン相場も加わり一段高を期待  あと1カ…
  3. ■選挙関連の「新三羽烏」の株価動向をウオッチ  足元では野党が石破内閣への内閣不信認決議案提出を見…
  4. どう見るこの相場
    ■米、イラン核施設を電撃空爆、緊張激化へ  「2週間以内」と言っていたのが、わずか「2日」である。…
  5. ■イスラエル・イラン衝突でリスク回避売りが優勢に  イスラエルのイラン攻撃を受け、13日の日経平均…
  6. ■ホルムズ海峡封鎖なら「油の一滴は血の一滴」、日本経済は瀬戸際へ  コメ価格が高騰する「食料安全保…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る