テクノフレックスは配管継手の専門メーカー

株式市場 銘柄

 テクノフレックス<3449>(東2)は配管継手の電門メーカーである。19年12月期は減収・営業減益予想である。20年12月期の収益改善を期待したい。株価は高値圏から反落したが、IPOから1ヶ月程度で落ち着きどころを探る段階だろう。

■配管継手の専門メーカー

 19年12月東証2部に新規上場した。金属製配管継手の電門メーカーである。セグメント区分は、管継手事業(フレキシブル継手伸縮管継手、真空機器)、管継手関連事業(配管加工・設置工事など)、金属塑性加工事業(金属塑性加工による自動車やロボットの部品製造販売)、介護事業(福祉用具レンタル・販売)、その他事業(不動産賃貸)としている。

■19年12月期減収・営業減益予想

 19年12月期連結業績予想は、売上高が18年12月期比3.2%減の192億16百万円、営業利益が7.5%減の23億76百万円、経常利益が10.2%減の24億44百万円、純利益が26.6%増の16億88百万円としている。管継手事業の真空機器、および金属塑性加工事業の自動車部品の需要減少などで減収、上場関連費用の計上も影響して営業減益予想としている。20年12月期の収益改善を期待したい。

■株価はIPO後の落ち着きどころを探る段階

 株価は高値圏から反落したが、IPOから1ヶ月程度で落ち着きどころを探る段階だろう。1月27日の終値は1256円、時価総額は約268億円である。

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