【株式市場】決算の好調な銘柄など高く日経平均は後場一進一退だが大幅に反発

株式

◆日経平均は2万3206円18銭(227円43銭高)、TOPIXは1684.44ポイント(9.67ポイント高)、出来高概算(東証1部)は13億7692万株

チャート3

 1月31日(金)後場の東京株式市場は、前日に決算を発表した中外製薬<4519>(東1)が一段ジリ高となり、13時に発表した第一三共<4568>(東1)も高いまま値を保ち、前日に純利益の予想を増額修正した三井不動産<8801>(東1)は一段ジリ高。日経平均は259円高で始まり、大引けまでおおむね上げ幅200円台で推移し大幅反発となった。、日経JASDAQ平均、東証マザーズ指数、東証2部指数も高い。

 後場は、正午に四半期決算を発表した日本郵船<9101>(東1)が一転、下押して始まった一方、昼12時30分に四半期決算を発表した東洋水産<2875>(東1)は急伸一段高。13時半に発表した日本ハム<2282>(東1)も急伸し前日比で一転高くなった。マツモトキヨシHD<3088>(東1)ココカラファイン<3098>(東1)は経営統合に関する日経新聞電子版の報道を受けて13時直前に一段高となり、ともに売買停止をはさんで売り買い交錯。

 新型肺炎関連株の出遅れとしてユニチカ<3103>(東1)が終盤に再騰。ビケンテクノ<9791>(東2)も相場が若い除菌剤関連株として活況高。一時軟化した川本産業<3604>(東2)は切り返して10日連続ストップ高。Jストリーム<4308>(東マ)は第3四半期の大幅増益が好感されて大引けまで買い気配のままストップ高。

 東証1部の出来高概算は13億7692万株(前引けは6億8070万株)、売買代金は2兆6149億円(同1兆2555億円)。1部上場2159銘柄のうち、値上がり銘柄数は1507(同1711)銘柄、値下がり銘柄数は573(同378)銘柄。

また、東証33業種別指数は26業種(前引けは30業)が値上がりし、値上がり率上位の業種は、鉄鋼、不動産、医薬品、水産・農林、精密機器、ガラス・土石、建設、機械、卸売り、食品、などとなった。(HC)

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