ファンデリーの第3四半期決算は新工場の投資増額などで減益だったが3月通期の予想は増収増益を継続

■おせち料理の拡大などで利用者1件あたりの購入単価が上昇

 ファンデリー<3137>(東マ)が1月31日に発表した2020年3月期の第3四半期決算(2019年4~12月累計、非連結)は、総収入の8割強を占める健康食宅配事業(MFD:メディカルフードデリバリー事業)の会員数増加などにより、売上高は前年同期比0.2%増加して25.56億円となった。

 一方、利益面では、物流費の増加や建設中の新工場にかかわる投資額の増額などにより、営業利益は同19.3%減の4.38億円となり、四半期純利益は同19.8%減の2.77億円となった。

 ただ、今期は、おせち料理の拡大とともに利用者1件あたりの購入単価が上昇していること、第4四半期には新工場の稼働が予定され、コスト削減効果が出始めること、などがある。通期・20年3月期の業績予想は、売上げ高を48.02億円(前期比41.5%の増加)、営業利益を9.34億円(同31.0%の増加)、純利益を5.01億円(同13.5%の増加)とし、全体に従来の予想を据え置いた。

■「栄養士おまかせ定期便」への移行を積極的に推進

 同社は、一般的な食事宅配事業とは一線を画し、食事コントロールの必要な人や病気治療中の人々などを対象に、管理栄養士・栄養士が食事制限の状態や嗜好などに合わせてメニューを調整した食事を提供している。

 この第3四半期累計期間は、糖尿病、高血圧など、食事療法を必要とされる人に向けた新商品を積極的に開発し、利用者の疾病、制限数値、嗜好に合わせて食事を選び定期購入できるサービス「栄養士おまかせ定期便」への移行を推進すべく積極的に注力した。年末には、管理栄養士・栄養士による食事相談サポート付きの「私のおせち」が順調に推移した。MFD事業の売上高は前年同期比3.2%増加した。
 
 19年12月に新工場の建設投資額を変更し、より高い品質および生産性を追求する目的で、設備にかかる費用を25億円から28億円(各上限)に拡大した。

 もう一つの事業セグメントであるマーケティング事業は、健康食通販カタログ「ミールタイム」「ミールタイム ファーマ」の2誌による広告枠の販売、また、紹介ネットワークを活用した業務受託などを行い、このセグメントの売上高は同21.5%減だった。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■「ちきゅう」を投入、令和8年1月から2月にかけて実証  内閣府戦略的イノベーション創造プログラム…
  2. ■人工知能基本計画が始動、利活用から開発への循環促進、世界最先端のAI国家を標榜  政府は12月2…
  3. ■222社分析で売上2兆円台復帰、利益は1,435億580万円へ倍増  東京商工リサーチ(TSR)…
2026年2月
 1
2345678
9101112131415
16171819202122
232425262728  

ピックアップ記事

  1. ■総選挙後に本番、米・卵関連株など食料品銘柄に再評価期待  消費税減税をめぐる関連株の動向が、過去…
  2. ■円安・円高が日替わり、内外市場で一波乱二波乱の可能性  内外のマーケットが激動含みである。これが…
  3. ■地方銀行:収益改善、昨年11月の業績上方修正が寄与  昨年来高値更新銘柄の1割超を占める銀行株は…
  4. ■超短期決戦の総選挙で市場動向が政治判断に影響  いよいよ衆議院議員選挙だ。みょう27日に公示され…
  5. ■AI以外に目を向けよ、割安株に潜む上昇機会  1980年代のバブル相場では、産業構造改革で「軽薄…
  6. ■利上げと解散総選挙、日本経済の分岐点迫る  今週は、運命の1月22日、23日が控えている。1月2…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る