【株式市場】後場は全体に底堅くなり日経平均は朝方の429円安を下値に大きく持ち直す

株式

◆日経平均は2万2971円94銭(233円24銭安)、TOPIXは1672.66ポイント(11.78ポイント安)、出来高概算(東証1部)は増加して13億5797万株

チャート6

 2月3日(月)後場の東京株式市場は、ソニー<6758>(東1)太陽誘電<6976>(東1)がジリジリ戻し、安川電機<6506>(東1)も13時過ぎから戻り足となり、北米景気と中国景気に関する警戒感が織り込まれたとの見方があり、日経平均も246円安で始まった後、次第に下げ幅を縮めた。大引けは前日比で反落となったが、朝方の一時429円安からは大きく持ち直して終わった。東証マザーズ指数は高い。

 後場は、エーザイ<4523>(東1)保土谷化学<4112>(東1)が31日に発表した四半期決算を材料にジリ高基調を続けるなど、好決算株も強い。スガイ化学工業<4120>(東2)は気管支の収縮を抑制する新しいタイプの喘息薬の中間物を製造とされ新型肺炎への対症療法に関連との思惑で一段高となり4日連続ストップ高。フェニックスバイオ<6190>(東マ)は新型肺炎の特効薬開発に実験用動物や動物実験が必要との見方で活況高、イナリサーチ<2176>(JQS)はストップ高となった。

 東証1部の出来高概算は増加して13億5797万株(前引けは7億1242万株)、売買代金は2兆5654億円(同1兆3100億円)。1部上場2159銘柄のうち、値上がり銘柄数は437(同455)銘柄、値下がり銘柄数は1658同1646)銘柄。 

 また、東証33業種別指数で値上がりした業種は、電力・ガスの1業種にとどまり(前引けは4業種が値上がり)、値下がり率の小さい業種は、不動産、医薬品、食料品、情報・通信、ゴム製品、金属製品、保険、パルプ・紙、などだった。(HC)

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