【木村隆の相場展望】価格回復力が焦点に、国内では決算発表に注目

株式市場

 今週の東京株式市場は模様眺め機運が強まりそう。4月30日の日経平均終値は538円安と今年最大の下げ幅となった。引き金となったのは独連邦債利回りの急上昇。世界的な株高傾向を支えていた緩和マネーの巻き戻しの一環と思われる。また1―3月期の米GDP(国内総生産)が市場予想を大きく下回る内容となったことも売り材料となった。

 もっとも、前週末にかけては海外で盛り返しの動きを強めてきた。週末1日の海外市場では日経平均が買われ、CMEの円建て日経平均は1万9715円で引けた。昼間の大証先物の1万9540円を大きな上回った。

 今週の日本株だが、大型連休明けの取引日は7、8日の2日間のみ。また8日夜に4月の米雇用統計を控えており、積極的にポジションを積み上げる動きは限定的となるとみられる。米国景気の先行きなど海外情勢を注視しつつ、国内企業の決算発表をもとに個別銘柄を物色する動きが中心となると予想されている。

 早々と2万円台を回復できるようなら順調な戻り相場が期待出来るが、そうでないと調整が長引く公算もありそう。国内での注目点は引き続き企業業績だが、為替については円高への転換を見込む向きもありその動向が注目されるところ。(株式評論家)

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