テンポイノベーションが急伸、3月期末の増配と第3四半期の大幅増益など好感される

■収益のベースとなる「転貸借物件数」が着実に増加し収益力に厚み

テンポイノベーション<3484>(東1)は2月4日、急伸し、取引開始後に9%高の928円(73円高)まで上げて約1週間ぶりの900円台復帰となっている。

 店舗転貸借事業、不動産売買事業などを行い、3日の取引終了後、第3四半期決算と3月期末配当の増配などを発表。1株当たりの3月期末配当は、従来予想を2円引き上げて9円の予定にするとし、好感された。

 第3四半期決算(2019年4~12月、累計)も好調で、売上げ高は前年同期比22.9%増の74.31億円、営業利益は同20.6%増の6.65億円となり大幅な増収増益。収益のベースとなるストック資産である「転貸借物件数」が前事業年度末より約12%(175件)純増して合計1634件となり、一段と収益力に厚みが増す形になった。四半期純利益も同31.6%増加して4.81億円となった。

 3月通期の見通しは従来予想を据え置いたが、営業利益は第3四半期までで通期予想の83%に達しており、ストック性の高い事業モデルであるだけに注目余地は大きいようだ。(HC)

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