パナソニックが連日高値、トヨタ自動車と車載電池の合弁会社など材料視

■第3四半期決算は減収減益だったが米国で上げ注目し直す

パナソニック<6752>(東1)は2月5日、一段高となり、取引開始後に1236.5円(53.0円高)まで上げて昨年来の高値を2日続けて更新した。

 3日の取引終了後、トヨタ自動車<7203>(東1)との社載電池合弁会社設立と第3四半期連結決算とを発表。決算は減収減益だったが、発表後の米国市場で7%高となり、翌日も続伸。北米投資家の高評価を注目し直す動きがある。

 両社は約20年前、「パナソニックトヨタ」のブランドでレーシングカー開発の提携を結んだことがある。

 第3四半期の連結業績(2019年4~9月、累計)は、売上高が前年同期比17.9%減の5兆7556.34億円となり、営業利益は同17.8%減の2406.73億円となった。3月通期の見通しは従来予想を据え置き、売上高は7兆7000億円(前期比3.8%減)、営業利益は3000億円(同27.1%減)、予想1株利益は85円75銭。(HC)

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