ケンコーマヨネーズの第3四半期は増収増益

株式市場 銘柄

◇四半期ごとの営業利益率は第1四半期3.6%、第2四半期4.2%、第3四半期4.5%と収益率の改善続く

 ケンコーマヨネーズ<2915>(東1)の第3四半期は、増収増益となった。前期は、2つの新工場の稼働で軌道に乗るまで時間かかり利益率が低下したことで、これまで継続してきた最高益更新が途絶え、大幅な減益となった。しかし、今期は、緩やかではあるが、収益率が改善し、増収増益となっている。

 具体的には、四半期ごとの営業利益率をみると、第1四半期(4月から6月)3.619%、第2四半期(7月から9月)4.258%、第3四半期(10月から12月)4.594%と収益率が改善していることが分かる。

 その結果、20年3月期第3四半期連結業績は、売上高573億35百万円(前年同期比0.8%増)、営業利益23億89百万円(同0.3%増)、経常利益24億80百万円(同3.3%増)、純利益17億09百万円(同19.3%増)となった。

 第3四半期まで、収益率の改善が進んでいることから、通期業績予想は当初予想を据え置いている。

 ちなみに、20年3月期通期連結業績予想は、売上高760億円(前期比2.7%増)、営業利益33億円(同5.9%増)、経常利益33億円(同4.9%増)、純利益23億50百万円(同2.3%増)と増収増益を見込む。

 配当については、年間31円(第2四半期末15円、期末16円)と1円の増配を予定している。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■グローバルモデルに匹敵する日本語対応の高性能生成AIを4月から順次提供  ELYZAとKDDI<…
  2. ■優勝への軌跡と名将の言葉  学研ホールディングス<9470>(東証プライム)は3月14日、阪神タ…
  3. ■新たな映画プロジェクトを発表  任天堂は3月10日、イルミネーション(本社:米国カリフォルニア州…
2024年4月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■金先物と原油価格、史上最高値に迫る―地政学リスクが市場に与える影響  今週のコラムは、異例中の異…
  2. ■「虎」と「狼」の挟撃を振り切り地政学リスク関連株で「ピンチはチャンス」に再度トライ  東京市場は…
  3. ■海運株と防衛関連株、原油価格の動向に注目集まる  地政学リスクによる市場の不安定さが増す中、安全…
  4. ■中東緊張と市場動向:投資家の選択は?  「遠い戦争は買い」とするのが、投資セオリーとされてきた。…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る