メディカル・データ・ビジョンが急伸、初配当と自社株買い、最高益決算など好感される

■今後のさらなる株主還元に向け資本準備金の振替も発表

メディカル・データ・ビジョン<3902>(東1)は2月12日、急伸し、一時16%高の997円(139円高)まで上げて出来高も増加。10時を過ぎても15%高で東証1部の値上がり率3位前後に入っている。

 10日の取引終了後、2019年12月期決算と自己株式の取得(自社株買い)、20年12月期の初配当実施、今後のさらなる株主還元に向けた資本準備金の振り替え、などを発表し、好感買いが集中した。

 自社株買いは2月12日から9月30日まで実施し、発行済み株式総数の2.50%に相当する60万株、または総額6.0億円を上限に市場買付方式で行う。また、今後のさらなる株主還元に向け、資本準備金の一部を「その他資本剰余金」に振り替える。

 配当は今期・20年12月期末に創業来初めて実施し、1株当たり3円の予定とした。一方、これまで実施してきた株主優待のクオカード贈呈は前12月期末で廃止するとした。

 今期の連結業績予想は、売上高が48億円(前期比19.2%の増加)、経常利益は9億円(同11.9%の増加)、親会社株主に帰属する純利益は6億円(同8.2%の増加)、予想1株利益は14円99銭。続けて最高を更新する見通し。(HC)

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