イトーキの今期20年12月期は増収大幅増益でV字回復を見込む

■保有商談額の増加や生産部門を中心とした新商品等の原価低減活動を強化

 イトーキ<7972>(東1)の今期20年12月期は、増収大幅増益でV字回復を見込んでいる。好業績が見込まれる背景として、保有商談額の増加や生産部門を中心とした新商品等の原価低減活動の強化、新規事業の収益改善などを挙げている。

 14日に発表された19年12月期連結業績は、売上高1221億74百万円(前年同期比2.9%増)、営業利益9億03百万円(同53.1%減)、経常利益9億45百万円(同60.1%減)、純利益△5億50百万円と増収ながら大幅減益となった。

 設備機器関連事業は増収大幅増益となったものの、主力であるオフィス関連事業は、新製品の製造原価の上昇や新規事業であるGlobalTreehouse事業の立ち上げに係る費用などが響き、全体で大幅減益となった。

 しかし、今期20年12月期は、保有商談額が増加していることに加え、新規事業の収益改善や中国事業の安定化等を実現することで大幅増益を見込んでいる。

 ちなみに、20年12月期連結業績予想は、売上高1250億円(前期比2.3%増)、営業利益25億円(同176.8%増)、経常利益24億円(同153.7%増)、純利益8億円(前期△5億50百万円)を見込む。

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