【編集長の視点】ショーエイコーポは3QのV字回復業績をテコに割安株買いが膨らみ続伸

編集長の視点

 ショーエイコーポレーション<9385>(東1)は、前日19日に10円高の862円と続伸して引け、今年2月12日につけた直近高値876円を指呼の間に捉えた。今年2月7日に発表した今2020年3月期第3四半期(2019年4月~12月期、3Q)のV字回復業績を手掛かりに、今期通期純利益の2期ぶりの過去最高更新予想を見直し割安株買いが増勢となった。また同社は、フェイスマスクも製造販売しており、新型肺炎の防疫関連株人気も底流している。

■3Q好決算で今期通期純利益の2期ぶり過去最高更新の確度高まる

 同社の今期3Q業績は、売り上げ142億6700万円(前年同期比7.7%増)、営業利益4億7700万円(同31.6%増)、経常利益4億5600万円(同33.1%増)、純利益2億8100万円(同28.2%増)と大幅増益転換して着地し、四半期別の今期業績で第2四半期までの伸び悩みから様変わりとなった。国内で配送運賃のコスト増は続いたものの、タイ子会社の業績が、原料価格の安定化と生産効率効果で回復に転じ、メディアネットワーク事業では、顧客層の拡大を進め物流案件が順調に推移し、日用雑貨品事業では100円ショップ向けの新商品のアイテム数を拡大させ、ドラッグストア向けには紙製品や雑貨の販売を進めたことなどが寄与した。

 今3月期通期業績は、期初予想通りに売り上げ190億円(前期比6.7%増)、営業利益7億円(同31.7%増)、経常利益6億8200万円(同36.2%増)、純利益4億4300万円(同39.7%増)と増益転換を見込み、純利益は、2018年3月期の過去最高(3億5900万円)を2期ぶりに更新する。3Q好決算でこの確度が高まったと評価されている。なお配当は、年間20円と前期横並びの高配当を予定している。

■GC示現で騰勢に拍車を掛け全値戻しから最高値奪回が早い

 株価は、昨年2月の東証1部指定替え後の高値972円から業績伸び悩みを嫌って昨年来安値720円まで調整し25日移動平均線を出没する下値固めが長引いた。年明け後は売られ過ぎ訂正に防疫関連株人気も波及して底上げ展開、25日移動平均線が75日移動平均線を上抜くゴールデンクロス(GC)を示現して騰勢に拍車が掛かり、3Q好決算も加わり調整幅の半値戻しをクリアした。PERは12倍台、株主優待制度(クオカード年間2000円)込みの総合配当利回りは4.64%となお割安であり、全値戻しの972円奪回から2018年1月つけた上場来高値1091円を早期に上抜き、上値チャレンジが続こう。(本紙編集長・浅妻昭治)

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