【株式市場】新型コロナ肺炎での死亡が伝えられ日経平均は後場低空飛行に転じる

株式

◆日経平均は2万3479円15銭(78円45銭高)、TOPIXは1674.48ポイント(2.62ポイント高)、出来高概算(東証1部)は11億7403万株

チャート6

 2月20日(木)後場の東京株式市場は、横浜港の豪華クルーズ客船から下船した新型コロナ肺炎感染者のうち日本人2人死亡と伝えられたことなどがあり、前場上げた主力株が上げ幅を縮めて始まり、富士フイルムHD<4901>(東1)などは前日比安く始まった。日経平均は103円高で始まり、13時前には25円72銭高(2万3426円42銭)まで低空飛行となった。大引けも値は保ち2日続伸となった。一方、東証2部指数、マザーズ指数、日経JASDAQ平均は安い。

 後場は、JCRファーマ<4552>(東1)が一段高となり、血液脳関門通過型ハンター症候群治療酵素製剤などへの注目が強まり、新型コロナ肺炎を受けてソリトンシステムズ<3040>(東1)ブイキューブ<3681>(東1)も在宅勤務・テレワーク関連株として一段高。ビットワングループ<2338>(東2)は「5G」関連事業への進出が注目されてストップ高。リアルワールド<3691>(東マ)は四半期赤字の大幅改善などが言われて再び急伸。ブロッコリー<2706>(JQS)は2月期末配当の増額と来期の業績予想など好感されて活況高。金相場高を受けて豊商事<8747>(JQS)などの商品取引株が活況高。

 東証1部の出来高概算は11億7403万株(前引けは5億6168万株)、売買代金は2兆1810億円(同1兆2121億円)。1部上場2160銘柄のうち、値上がり銘柄数は744(同1455)銘柄、値下がり銘柄数は1298(同588)銘柄。

また、東証33業種別指数は21業種(前引けは29業種)が値上がりし、値上がり率上位は、鉱業、輸送用機器、パルプ・紙、その他金融、保険、石油・石炭、証券・商品先物、電気機器、ガラス・土石、などが高い。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■GHG排出量削減に貢献  東洋製罐グループホールディングス<5901>(東証プライム)グループの…
  2. ■海外展開を加速  トリドールホールディングス<3397>(東証プライム)は3月25日、カナダ・バ…
  3. ■モビリティカンパニーへの変革を加速  トヨタ自動車<7203>(東証プライム)は3月22日、20…
2024年5月
 12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031  

ピックアップ記事

  1. ■アップトレンドを迎える業界のダークホースたち  今週の当コラムは、全面業績相場のなかややディフェ…
  2. ■自分流の業績相場にダークホース?!上方修正実績のある舶用機器関連株の決算発表からマーク  「ゴー…
  3. ■4月雇用は予想を下回り、長期金利低下しNY株価は上昇  米国労働省が発表した4月雇用統計だが、景…
  4. ■藤田観光など上方修正済み銘柄が狙い目、決算発表前に高値予約しておくのも有効  大型連休の好調な需…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る