インティメート・マージャーは底打ち、20年9月期大幅増益予想

株式市場 銘柄

 インティメート・マージャー<7072>(東マ)はDMP事業を展開している。20年9月期大幅増益予想である。第1四半期の進捗率は低水準だったが、通期ベースで収益拡大を期待したい。株価は急落したが、その後は反発の動きを強めている。IPO後の落ち着きどころを探る段階だが、底打ちした可能性がありそうだ。

■DMP事業を展開

 19年10月東証マザーズに新規上場した。フリークアウト<6094>の連結子会社で、DMP(データマネジメントプラットフォーム)事業を展開している。

 幅広い業種・業界にマーケティング支援、データマネジメント、データアナリティクス、新規事業としての成果報酬型ディスプレイ広告運用サービス、ニーズ検知型企業リスト生成サービスを提供し、国内パブリックDMP市場でシェア1位である。なおベクトル<6058>と合弁で新会社を設立(20年3月予定)する。

■20年9月期大幅増益予想

 20年9月期業績(非連結)予想は、売上高が19年9月期比27.5%増の27億90百万円、営業利益が53.2%増の2億23百万円、経常利益が56.5%増の2億23百万円、純利益が57.8%増の1億52百万円としている。各サービスの導入企業数が順調に伸長して大幅増益予想である。

 第1四半期は売上高が5億25百万円、営業利益が9百万円だった。進捗率は低水準だったが、通期ベースで収益拡大を期待したい。

■株価は底打ち

 株価は決算発表で窓を開けて急落したが、その後は反発の動きを強めている。IPO後の落ち着きどころを探る段階だが、底打ちした可能性がありそうだ。2月20日の終値は2472円、時価総額は約71億円である。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■国内唯一のブラシ式除雪車が北海道の主要空港で戦力化  加藤製作所<6390>(東証プライム)は1…
  2. ■日本発ロボ産業基盤づくりへ、住友重機・ルネサス・JAEが参画  一般社団法人京都ヒューマノイドア…
  3. ■2025年のパン屋倒産が急減、SNS発信とインバウンドが追い風  帝国データバンクは11月29日…
2026年1月
 1234
567891011
12131415161718
19202122232425
262728293031  

ピックアップ記事

  1. ■干支格言「辰巳天井、午尻下がり」は再現するか  新年あけましておめでとうございます。いよいよ20…
  2. ■漢字が示す社会不安と物価問題、関連株に広がる待ち伏せ投資の妙味  2025年の世相を映す「今年の…
  3. ■AI相場と政策転換が映す日本株の行方、6万円挑戦か調整か  2025年、日経平均株価は史上最高値…
  4. ■「大きく産んで小さく育てる」IPO市場、期待裏切る後半戦  48勝2分10敗である。2025年の…
  5. ■日銀イベント通過で円高前提、紙・パ株が師走相場の主役候補  今週のコラムは、日銀の金融政策決定会…
  6. ■FOMC通過も市場は波乱、金利と為替に残る違和感  FRB(米連邦準備制度理事会)のFOMC(公…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る