SIGは調整一巡、21年3月期収益拡大期待

株式市場 銘柄

 SIG<4386>(東2)はシステム開発事業を主力として、インフラ・セキュリティサービス事業も展開している。20年3月期第3四半期累計は概ね順調だったが、通期営業減益予想としている。21年3月期の収益拡大を期待したい。株価は反発力が鈍く安値圏だが、調整一巡して出直りを期待したい。

■独立系SIでシステム開発が主力

 独立系SI(システムインテグレータ)である。システム開発事業を主力として、インフラ・セキュリティサービス事業も展開している。システム開発は公共系分野、製造系分野、エネルギー系分野、サービス系分野を主要な事業領域としている。

■20年3月期営業減益予想だが21年3月期収益拡大期待

 20年3月期業績(非連結)予想は、売上高が19年3月期比4.8%増の44億28百万円、営業利益が3.9%減の3億58百万円、経常利益が1.4%増の3億53百万円、純利益が0.8%減の2億53百万円としている。

 第3四半期累計は、売上高が前年同期比6.1%増の31億48百万円、営業利益が1.4%増の2億50百万円だった。システム開発が5.4%増収、インフラ・セキュリティが8.8%増収と堅調に推移し、小幅ながら営業増益だった。

 第3四半期累計の進捗率は売上高71.1%、営業利益70.0%である。概ね順調だったが通期は営業減益予想としている。21年3月期の収益拡大を期待したい。

■株価は調整一巡

 株価(19年6月5日付でJASDAQから東証2部に市場変更)は反発力が鈍く安値圏だが、調整一巡して出直りを期待したい。2月20日の終値は647円、時価総額は約37億円である。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■グローバルモデルに匹敵する日本語対応の高性能生成AIを4月から順次提供  ELYZAとKDDI<…
  2. ■優勝への軌跡と名将の言葉  学研ホールディングス<9470>(東証プライム)は3月14日、阪神タ…
  3. ■新たな映画プロジェクトを発表  任天堂は3月10日、イルミネーション(本社:米国カリフォルニア州…
2024年4月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■海運株と防衛関連株、原油価格の動向に注目集まる  地政学リスクによる市場の不安定さが増す中、安全…
  2. ■中東緊張と市場動向:投資家の選択は?  「遠い戦争は買い」とするのが、投資セオリーとされてきた。…
  3. ■節約志向が市場を動かす?  日本の消費者は、節約志向と低価格志向を持続しており、これが市場に影響…
  4. ■投資家の心理を揺さぶる相場の波  日米の高速エレベーター相場は、日替わりで上り下りと忙しい。とく…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る