マルマエの1月の受注残高は、過去1年間で最高の7億7700万円となる

■半導体分野の受注は9月以来5カ月連続で増加

 マルマエ<6264>(東1)が22日に発表した1月の月次受注残高は、過去1年間で最高の7億77百万円となった。

 過去1年間でこれまでの最高の受注残高は、19年9月の7億72百万円だったので、それを05百万円上回った。対前月比では、4.4%増であった。

 半導体分野は、4億98百万円(対前月比7.9%増)と19年9月以来5カ月連続で増加していることから好調といえる。

 FPD分野は、2億73百万円(対前月比0.8%減)となったが、対前年同月比では56.6%増と大幅に伸びている。

 その他の分野は、05百万円(対前月比24.1%減)であるが、対前年同月比では15.4%増であった。

 今後の見通しは、半導体分野では、ロジック向けが高水準な推移をしつつメモリ向けの需要も拡大し、春過ぎにはDRAM向けの部品需要も再開する見通し。

 FPD分野では、顧客在庫調整の影響で、第3四半期に一時的な出荷の停滞を見込んでいるが、第4四半期には回復する見通し。

 その他分野は、引き続き、各種生産 能力を活用した受注活動を行っていく。

 なお、新型肺炎(COVID-19)による特段の影響は現時点では見られないが、半導体分野やFPD分野の投資先は中国向けが多いことから注意が必要としている。

 ちなみに、今期20年8月期通期業績予想は、売上高43億80百万円(前期比9.0%増)、営業利益6億50百万円(同31.2%増)、経常利益6億33百万円(同32.7%増)、純利益4億40百万円(同0.8%増)と増収増益を見込む。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■グローバルモデルに匹敵する日本語対応の高性能生成AIを4月から順次提供  ELYZAとKDDI<…
  2. ■優勝への軌跡と名将の言葉  学研ホールディングス<9470>(東証プライム)は3月14日、阪神タ…
  3. ■新たな映画プロジェクトを発表  任天堂は3月10日、イルミネーション(本社:米国カリフォルニア州…
2024年4月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■海運株と防衛関連株、原油価格の動向に注目集まる  地政学リスクによる市場の不安定さが増す中、安全…
  2. ■中東緊張と市場動向:投資家の選択は?  「遠い戦争は買い」とするのが、投資セオリーとされてきた。…
  3. ■節約志向が市場を動かす?  日本の消費者は、節約志向と低価格志向を持続しており、これが市場に影響…
  4. ■投資家の心理を揺さぶる相場の波  日米の高速エレベーター相場は、日替わりで上り下りと忙しい。とく…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る