キョーリン製薬HDが高い、15分で新型コロナウイルス検出する検査機器が注目される

■国会のニュース映像に杏林製薬の装置が映ったとされて話題に

キョーリン製薬ホールディングス(キョーリン製薬HD)<4569>(東1)は2月26日、反発基調となり、2179円(112円高)まで上げた後も2100円台で堅調に推移している。

 25日の国会で、現在は4~6時間かかる新型コロナウイルスの検出を15分前後に大幅短縮する検査機器を産業技術総合研究所が開発したと経産省の担当者が説明したもよう。

 これが25日夜のNHKニュースで報道され、「同報道の映像資料で紹介された機器は、杏林製薬のマイクロ流路型遺伝子定量装置『GeneSoC(ジーンソック)』。キョーリンの発表資料によると、昨年11月に発売を開始したジーンソックは5-15分程度で試料中のターゲット遺伝子を同定できるとしている」(ブルームバーグニュース2020年2月26日10:04)と伝えられ、注目された。

 このブルームバーグニュースは、同時に、キヤノン<7751>(東1)グループのキヤノンメディカルシステムズが25日付で、新型コロナウイルス感染症の診断法開発研究に参画し、迅速診断キットの開発を開始したとの発表にも触れた。(HC)

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