共栄セキュリティサービスは売られ過ぎ感、20年3月期2桁増収増益予想

株式市場 銘柄

 共栄セキュリティサービス<7058>(JQ)は施設巡回警備を中心とする警備会社である。20年3月期2桁増収増益予想である。第3四半期累計の営業利益は横ばいだったが、進捗率が順調であり、通期ベースで収益拡大を期待したい。株価は急落しているが、売られ過ぎ感を強めている。

■施設巡回警備などを中心とする警備会社

 オフィス・商業施設の巡回警備、スポーツイベントなどの雑踏・交通誘導警備、および鉄道関連警備を中心とする警備会社である。長期・定額契約のストック型案件の積み上げを推進している。

■20年3月期2桁増収増益予想

 20年3月期連結業績予想は、売上高が19年3月期比14.3%増の64億94百万円、営業利益が17.0%増の4億72百万円、経常利益が18.6%増の5億06百万円、純利益が16.2%増の3億22百万円としている。新規ストック型案件の獲得を推進し、G20やラグビーW杯など大型イベント関連の需要取り込みも寄与して2桁増収増益予想である。

 第3四半期累計は売上高が48億37百万円、営業利益が3億54百万円だった。積極的な採用活動でコストが増加し、営業利益は前年同期比横ばいだったが、通期予想に対する進捗率は75.0%と順調である。通期ベースで収益拡大を期待したい。

■株価は売られ過ぎ感

 株価は急落しているが、売られ過ぎ感を強めている。2月27日の終値は3720円、時価総額は約56億円である。

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