【編集長の視点】CRGHDは今期1Qの好決算を見直し2番底から急反発

編集長の視点

CRGホールディングス<7041>(東マ)は、前日2日に73円高の803円と5営業日ぶりに急反発して引け、今年2月28日につけた2番底730円からの底上げを鮮明化させた。今年2月14日に発表した今2020年9月期第1四半期(2019年10月~12月期、1Q)の好決算を見直し、今9月期通期業績の2期ぶりの過去最高更新予想の確度が高まってとして売られ過ぎ訂正買いが再燃した。また、新型肺炎の感染拡大でコールセンターに問い合わせが増えており、同センター向けに人材派遣をしている同社株にも、新型肺炎関連株関連人気が底流、買い手掛かりとなっている。

■クライアント向け単価交渉が進み1Q経常利益は2.26倍

 同社の今期1Q業績は、売り上げ57億4700万円(前年同期比2.4%増)、営業利益1億3400万円(同87.9%増)、経常利益1億3500万円(同2.26倍)、純利益8100万円(同2.58倍)と大きく伸びた。少子高齢化による構造的な人手不足が深刻化する事業環境下、主力の人材派遣紹介事業で継続的に労働力を提供し、人員体制の見直しや業務効率化を進め、クライアントとの請求単価交渉の成果がでたことなどが要因となった。

 今2020年9月期第2四半期累計・通期業績は、期初予想に変更はなく、このうち9月期通期業績は、売り上げ239億9200万円(前期比8.1%増)、営業利益6億1500万円(同35.2%増)、経常利益6億1200万円(同41.0%増)、純利益4億2300万円(同60.1%増)と急回復を見込み、純利益は、過去最高の3億3600万円(2018年9月期)を2期ぶりに更新する。昨年11月から新規事業としてスタートさせた地方で障害者の雇用を創出するサテライトオフィス事業なども寄与する。

■PERは10倍台と下げ過ぎでまずストップ高でつけた直近高値を奪回

 株価は、昨年5月の前期業績の下方修正でストップ安して上場来安値563円まで突っ込んだが、サテライトオフィス事業開始でストップ高し、今期業績の2期ぶりの過去最高更新予想でストップ高するなど底上げを続け1158円の戻り高値まで2.0倍の大化けを演じた。同高値からは新型肺炎拡大による世界同時株安が響いて800円まで売られ、コールセンター株全般に新型肺炎関連株が高まったことでストップ高を交えて1033円までリバウンドした。足元では、今期1Qの好決算にもかかわらずこの反動安と新型肺炎の感染深刻化で再調整、730円の2番底まで再調整した。投資採算的にPERは10倍ソコソコ、テクニカル的にも25日移動平均線から18%超のマイナスかい離といずれも売られ過ぎを示唆しており、まずストップ高を交えてつけた直近高値1033円を奪回しよう。(本紙編集長・浅妻昭治)

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