ヨコレイの「つくば物流センター」竣工

◇2月27日に現地で竣工式を執り行い、同社役職員、施工関係者が出席

ヨコレイ(横浜冷凍)<2874>(東1)は、茨城県つくば市に「つくば物流センター」の竣工を発表した。2月27日に、現地で竣工式が執り行われ、同社役職員、施工関係者が出席した。

 つくば物流センターが位置するつくば市は、圏央道と常磐道が交差する物流の要衝となっており、多くの食品メーカーの工場が集積している。近隣には北海道と関東を結ぶ大洗港があり、フェリー貨物の保管拠点としての可能性も見込める。すでに圏央道で5拠点の物流センターを稼働させており、新たに稼働する本センターを加えた6拠点で首都圏の物流網を広域にカバーするネットワークを構築した。

 設備面では、庫内の冷却方法に、温度の変化が極めて少ない、自然対流冷却方式(Yuricargo)を採用。プラットホームには外気・塵の進入を防ぐ高効率陽圧除湿空調システム(DEMS)を採用し、貨物の保管に最適な環境を保つ。また、電動式移動ラックとカーゴナビゲーションシステムを同社で初めて全フロアに配置するだけでなく、トラック予約受付システム「Yokorei Truck Reserve System」を導入し、荷主・従業員・ドライバーにとって円滑な入出庫が可能となった。入退館のフードディフェンスシステムの完備や自然冷媒(NH3/CO2)冷凍機の採用、屋上太陽光発電システムの設置など、「人」「もの」「地球」にやさしい冷蔵倉庫を実現した。なお、このセンターは国土交通省の定める物流総合効率化法(物効法)の認定を受けている。

 竣工式の神事の後に行われた記念式典では、代表取締役会長吉川俊雄氏が出席者へ感謝の意を表すとともに「陸海空の物流が集中するヨコレイのランドマーク的な物流センターになると思う。」と挨拶の後、乾杯の挨拶では代表取締役社長松原弘幸氏が「100万トン突破の記念すべき物流センターで思い入れを感じている。 今後も社会貢献を含め発展していきたい。」と意気込みを語った。

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