トーヨーカネツは20年3月期連結業績予想を上方修正

■主力の物流ソリューション事業では、受注および売上高が伸びる

トーヨーカネツ<6369>(東1)は13日、20年3月期連結業績予想の上方修正を発表した。上方修正の要因は、主力の物流ソリューション事業では、受注および売上高が伸びた一方で、個別案件の進捗管理の徹底により、採算向上を図ることが出来たことと、機械・プラント事業では、依然として厳しい事業環境の中、固定費の削減や経費の見直しを行ったことによる。

 その結果、20年3月期連結業績予想の売上高は前回予想を20億円上回る467億円(前期比3.3%増)、営業利益は5億50百万円上回る23億30百万円(同65.7%増)、経常利益は5億90百万円(同50.8%増)、純利益は4億10百万円上回る17億30百万円(同68.8%増)と上方修正により、大幅増益を見込んでいる。

 株価については、コロナウイルスの影響で、世界の株式市場が急落している影響で、同社の株価も急落し、13日の引け値は1688円(前日比104円安)であった。なお、同日、1612円の年初来安値を付けた。

 コロナウイルスの不安感が無くなれば、好業績企業の見直しが予想される。同社もその中の1社といえる。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■AIとベイジアンネットワーク解析で165項目を抽出、複雑な因果関係を構造化  大正製薬は11月2…
  2. ■Blackwell GPU2140基で研究競争力を拡大  NVIDIA(NVDA:NASDAQ)…
  3. ■銀座の呉服店「むら田」店主・村田あき子の語りをまとめた書籍  KADOKAWA<9468>(東証…
2025年12月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031  

ピックアップ記事

  1. ■日銀イベント通過で円高前提、紙・パ株が師走相場の主役候補  今週のコラムは、日銀の金融政策決定会…
  2. ■FOMC通過も市場は波乱、金利と為替に残る違和感  FRB(米連邦準備制度理事会)のFOMC(公…
  3. ■眠れる6900トンの金が動き出す、「都市鉱山」開発でリデュース株に追い風  今週の当コラムは、金…
  4. ■天下分け目の12月10日、FRB利下げで年末相場は天国か地獄か?  天下分け目の12月10日であ…
  5. ■AI・データセンター需要拡大に対応、測定能力は従来比最大2倍  リガク・ホールディングス<268…
  6. ■売り方手仕舞いで需給改善が後押し  師走相場では、リスクの大きい銘柄であっても、逆日歩のつく信用…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る