ネオジャパンの20年1月期は主力のクラウドサービス、プロダクトなど順調に推移、前期配当を1円増額

■今期も7.5円を継続する方針

ネオジャパン<3921>(東1)は12日、2020年1月期連結業績(連結財務諸表は20年1月期から作成)を発表し、売上高が37億42百万円、営業利益が6億99百万円、経常利益が7億17百万円、純利益が4億95百万円だった。前の期非連結比では40.6%増収、32.4%営業増益、29.6%最終増益となる。主力のクラウドサービス、プロダクトなどが順調に推移した。なお、同時に、前期の年間配当6.5円を7.5円(前の期は6円)に増額し、今期も7.5円を継続する計画とした。

 事業の取り組みを見ると、ソフトウエア事業では、売上高が30億81百万円(前期比15.8%増)となった。クラウドサービスについては、売上高が17億67百万円(同18.0%増)であった。desknet‘s NEOクラウド版の利用ユーザー数が順調に推移した。

 プロダクトについては、売上高が12億36百万円(同17.2%増)となった。中小規模ユーザー向けのdesknet‘s NEOスモールライセンスは、クラウドサービスを利用する顧客が増加し、売上は減少傾向にある。一方、大規模ユーザー向けのdesknet’s NEOエンタープライズライセンスは、堅調に推移している。また、AppSuiteライセンスも堅調だった。

 技術開発については、売上高は77百万円(同29.0%減)となり、積極的に受託開発は行わない方針としている。

 システム開発サービス事業では、売上高が6億61百万円となった。同事業は第3四半期から子会社となったPro-SPIREにより構成されており、Pro-SPIREの決算日の変更に伴い、業績は19年10月1日から20年1月31日までの4か月分である。

 通期連結業績予想は、売上高53億31百万円(前期比42.4%増)、営業利益5億40百万円(同22.6%減)、経常利益5億60百万円(同21.9%減)、純利益3億52百万円(同28.8%減)としている。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■グローバルモデルに匹敵する日本語対応の高性能生成AIを4月から順次提供  ELYZAとKDDI<…
  2. ■優勝への軌跡と名将の言葉  学研ホールディングス<9470>(東証プライム)は3月14日、阪神タ…
  3. ■新たな映画プロジェクトを発表  任天堂は3月10日、イルミネーション(本社:米国カリフォルニア州…
2024年4月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■金先物と原油価格、史上最高値に迫る―地政学リスクが市場に与える影響  今週のコラムは、異例中の異…
  2. ■「虎」と「狼」の挟撃を振り切り地政学リスク関連株で「ピンチはチャンス」に再度トライ  東京市場は…
  3. ■海運株と防衛関連株、原油価格の動向に注目集まる  地政学リスクによる市場の不安定さが増す中、安全…
  4. ■中東緊張と市場動向:投資家の選択は?  「遠い戦争は買い」とするのが、投資セオリーとされてきた。…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る