ナレッジスイートは底値圏、20年9月期黒字化予想

株式市場 銘柄

 ナレッジスイート<3999>(東マ)は、営業支援や顧客管理のクラウド型統合ビジネスアプリケーションを主力としている。20年9月期黒字化予想である。収益拡大を期待したい。株価は地合い悪の影響で上場来安値を更新したが、高値から5分の1水準で底値圏だろう。反発を期待したい。

■営業支援や顧客管理のクラウド型統合ビジネスアプリケーション

 中堅・中小企業向けの営業支援(SFA)や顧客管理(CRM)とグループウェアを連動したクラウド型統合ビジネスアプリケーション「Knowledge Suite」を主力としている。

 セグメント区分は、主力の「Knowledge Suite」の月額利用料収入を得るクラウドサービスや導入支援コンサルティングサービスなどのクラウドソリューション事業、およびシステムエンジニアリング事業としている。

■20年9月期黒字化予想

 20年9月期連結業績予想(19年11月14日に公表した日本基準予想を、20年9月期第1四半期からのIFRS任意適用に伴って2月14日に修正)は、売上高が23億11百万円、営業利益が19百万円、親会社所有者帰属当期利益が27百万円としている。19年9月期(日本基準)との比較で黒字化予想である。

 第1四半期は売上高が5億43百万円、営業利益が70百万円だった。クラウドソリューション事業はWEBマーケティング支援の受注減少で減収減益だったが、システムエンジニアリング事業の伸長が牽引した。通期も収益拡大を期待したい。

■株価は底値圏

 株価は地合い悪の影響で上場来安値を更新したが、高値から5分の1水準で底値圏だろう。反発を期待したい。3月16日の終値は552円、時価総額は約28億円である。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■更新前のスーパーコンピュータの約4倍の計算能力  富士通<6702>(東証プライム)は2月21日…
  2. ■両社の資源を有効活用しSDGsに貢献  伊藤忠商事<8001>(東証プライム)グループのファミリ…
  3. ■純正ミラーと一体化し、左後方の視界を広げる  カーメイト<7297>(東証スタンダード)は、純正…
2024年3月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

ピックアップ記事

  1. ■投資と貯蓄の狭間で・・・  岸田内閣の「資産所得倍増プラン」は、「貯蓄から投資へ」の流れを目指し…
  2. ■「ノルム(社会規範)」解凍の序章か?植田新総裁の金融政策正常化  日本銀行の黒田東彦前総裁が、手…
  3. ■「日経半導体株指数」スタート  3月25日から「日経半導体株指数」の集計・公表がスタートする。東…
  4. ■投資家注目の適正株価発見ツール  日銀の価格発見機能が不全になる可能性がある中、自己株式取得が新…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る