【株式市場】日経平均は4日ぶりに急反落し今週末の外出自粛が首都圏に広がる様子となり大引け間際に一時1033円安

株式

◆日経平均は1万8664円60銭(882円03銭安)、TOPIXは1399.32ポイント(25.30ポイント安)、出来高概算(東証1部)は20億4967万株

■新規上場の2銘柄は共に公開価格を上回る

 3月26日(木)後場の東京株式市場は、小池東京都知事の25日夜の会見を受けて在宅勤務関連のブイキューブ<3681>(東1)が一段高となり、即席めんの日清食品HD<2897>(東1)などもジリ高を継続。日経平均は746円安で始まり、14時過ぎまで600円安から700円安の水準で推移。週末の外出自粛要請を神奈川県も実施の見込みで千葉県知事も会見と伝わると一時1033円82銭安(1万8512円81銭)まで下げ幅を広げる場面があった。結局4日ぶりの反落となった。

 後場は、ヘリオステクノHD<6927>(東1)がいきなり買い気配で始まり、マスク製造設備の販売発表が好感されてストップ高。家庭紙トップの大王製紙<3887>(東1)もジリ高。ミズホメディー<4595>(東2)は新型コロナウイルス感染症の全自動遺伝子検査キット発表が注目されて一時急伸。

 26日は2銘柄が新規上場となり、サイバーセキュリティクラウド<4493>(東マ)は13時15分に公開価格4500円の2.0倍の9210円で初値をつけ、後場ストップ高の1万710円まで上げて大引けとなった。アディッシュ<7093>(東マ)は11時19分に公開価格1230円の71%高の2101円で初値をつけ、高値は前場の2269円。後場は軟調で終値は1780円。

 東証1部の出来高概算は20億4967万株(前引けは8億6572万株)、売買代金は3兆3049億円(同1兆3803億円)。1部上場2168銘柄のうち、値上がり銘柄数は897(同540)銘柄、値下がり銘柄数は1226(同1586)銘柄。

 また、東証33業種別指数は4業種(前引けは2業種)が値上がりし、パルプ・紙、水産・農林、保険、電力・ガス、が高かった。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■環境要因は50%、漁獲圧は25%、状態空間モデルで初の定量評価  東京大学は11月1日、日本周辺…
  2. ■ドジャース、球団史上初の2年連続制覇  ロサンゼルス・ドジャースは、2025年MLBワールドシリ…
  3. 【先人の教えを格言で解説!】 (犬丸正寛=株式評論家・平成28年:2016年)没・享年72歳。生前に…
2025年12月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031  

ピックアップ記事

  1. ■売り方手仕舞いで需給改善が後押し  師走相場では、リスクの大きい銘柄であっても、逆日歩のつく信用…
  2. ■師走相場は最終レースさながら、勝ち負け分ける「掉尾の一振」に熱視線  師走である。礼節一点張りの…
  3. ■金利環境改善が銀行株に追い風、逆張りの買いも有力視  今週の当コラムは、銀行株に注目することにし…
  4. ■「トリプル安」も怖くない!?逆張りのバリュー株ローテーションからは銀行株になお上値余地  「神風…
  5. ■気温急低下がシーズンストック相場発進を後押し  今週のコラムでは、バリュー株選好の別の買い切り口…
  6. ■「押し」のAI株より「引き」のバリュー株選好で厳冬関連株の先取り買いも一考余地  「押してだめな…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る