【株式市場】日経平均は配当に絡む先物買いもあり大引け前に再騰し大幅に反発

株式

◆日経平均は1万9389円43銭(724円83銭高)、TOPIXは1459.49ポイント(60.17ポイント高)、出来高概算(東証1部)は23億6833万株

 3月27日(金)後場の東京株式市場は、昼前までの円高が後退とされ、日経平均が前引けより130円ほど高い357円高で始まった。前引けにかけて一服気味だった花王<4452>(東1)が一転ジリ高基調となり、アステラス製薬<4503>(東1)は中盤一段高。日経平均は終盤まで300円~400円高で推移し、大引け間際は先物の配当再投資買いに連動とされて一段高。前日比で大幅反発となった。

 後場は、ハウス食品G本社<2810>(東1)ニチレイ<2871>(東1)が「不要不急の外出自粛」を受けて強調推移し高値引け。昭和化学<4990>(東2)はサトウキビ原料の食品添加アルコール製剤の除菌などが言われて2日連続ストップ高。ナノキャリア<4571>(東マ)は午後イチで遺伝子治療薬に関する発表が伝えられ急伸しストップ高。アマガサ<3070>(JQS)は株主優待制度の導入と固定資産の売却益が好感され大引けまでストップ高。フクダ電子<6960>(JQS)は人工呼吸器が材料視され大引けにかけて上げ加速。

 東証1部の出来高概算は増加し23億6833万株(前引けは9億7664万株)、売買代金は3兆9093億円(同1兆5749億円)。1部上場2168銘柄のうち、値上がり銘柄数は1995(前引けは1554)銘柄、値下がり銘柄数は148(同562)銘柄。

 また、東証33業種別指数は32業種(前引けは27業種)が値上がりし、値上がり率上位の業種は、精密機器、電力・ガス、医薬品、建設、金属製品、倉庫・運輸、化学、卸売り、保険、などとなった。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■全従業員にAI活用徹底、業務改革を本格化  LINEヤフー<4689>(東証プライム)は7月14…
  2. ■50年以上親しまれたかぜ薬が国内市場から姿を消す?  大正製薬は7月14日、塗るかぜ薬「ヴイック…
  3. ■鈴鹿8耐で新型CBコンセプト登場  ホンダ<7267>(東証プライム)は7月11日、大型ロードス…
2025年9月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■01銘柄:往年の主力株が再評価、低PER・PBRで買い候補に  今週の当コラムでは、買い遅れカバ…
  2. ■日米同時最高値への買い遅れは「TOPIXコア30」と「01銘柄」の出遅れ株でカバー  日米同時最…
  3. ■東京株、NYダウ反落と首相辞任で先行き不透明  東京株式市場は米国雇用統計の弱含みでNYダウが反…
  4. ■株式分割銘柄:62社に拡大、投資単位引き下げで流動性向上  選り取り見取りで目移りがしそうだ。今…
  5. ■金先物相場を背景に産金株が収益拡大の余地を示す  東京市場では金価格の上昇を背景に産金株が年初来…
  6. ■大統領の交渉術が金融市場を左右し投資家心理に波及  米国のトランプ大統領は、ギリシャ神話に登場す…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る