【株式市場】日経平均は大引けにかけ次第に戻し前場の800円安から500円回復

株式

◆日経平均は1万9084円97銭(304円46銭安)、TOPIXは1435.54ポイント(23.95ポイント安)、出来高概算(東証1部)は19億2444万株

■新規上場のニッソウ、NexToneは各々底堅いスタート

 3月30日(月)後場の東京株式市場は、出資先の破綻により前場下げたソフトバンクG<9984>(東1)が回復基調で始まり、NTTドコモ<9437>(東1)も波状的に下げ幅を縮めた。日経平均は608円安で始まり、13時過ぎには400円安、14時前には700円安と高下したが、大引けにかけては一気に持ち直して下げ幅を300円台に縮めて本日の高値で引けた。

 後場は、ニチレイ<2871>(東1)が外出自粛の需要に期待強く一段と強含む場面を見せ、日医工<4541>(東1)は新型コロナウイルス薬への期待で一段高の場面を見せて活況高。シンシア<7782>(東1)は自社株買いが好感されて一段高。トビラシステムズ<4441>(東マ)は迷惑ショートメールの検知率99%発表などが注目されて活況高。アマガサ<3070>(JQS)は株主優待の新設が好感されてストップ高を継続。

 30日は2銘柄が新規上場となり、ニッソウ<1444>(名セ)は9時42分に2800円(公開価格は3750円)で初値がつき、高値は前場の3250円、終値は2995円。NexTone(ネクストーン)<7094>(東マ)は取引開始後の9時2分に1660円(公開価格は1700円)で初値がつき、高値は前場の2060円(公開価格の21%高)、終値は2060円。

 東証1部の出来高概算は19億2444万株(前引けは8億3018万株)、売買代金は3兆1480億円(同1兆3358億円)。1部上場2166銘柄のうち、値上がり銘柄数は492(前引けは199)銘柄、値下がり銘柄数は1620(同1929)銘柄。

 また、東証33業種別指数で値上がりした業種は6業種にとどまり(前引けは全33業種が安い)、電力・ガス、食料品、医薬品、ゴム製品、繊維製品、小売り、が高かった。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■昔ながらの味わいを現代風にアレンジ、全国スーパーなどで展開  第一屋製パン<2215>(東証スタ…
  2.  日清食品ホールディングス<2897>(東証プライム)傘下の日清食品は8月18日、「カップヌードル…
  3. ■世界が注目する学問を豊富な事例とイラストで紹介  学研ホールディングス<9470>(東証プライム…
2025年10月
 12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031  

ピックアップ記事

  1. ■東京市場、リスクオンとリスクオフが交錯、安全資産関連株に注目  週明けの東京市場は、米国株反発に…
  2. ■公明党離脱ショック一服、臨時国会控え市場は模索  またまた「TACO(トランプはいつも尻込みして…
  3. ■自民党人事でハト派ムード先行、逆張りで妙味狙う投資戦略も  今週の当コラムは、ハト派総裁とタカ派…
  4. ■総裁選関連株が再び脚光、政権交代期待が市場を刺激  今週の最注目銘柄は、さいか屋<8254>(東…
  5. ■金先物関連株、最高値更新で安全資産需要が強まる  日本取引所グループ<8697>は9月24日、今…
  6. ■石破首相辞任表明後も市場は急落回避、投資家の買い意欲継続  「一寸先」は、不確実で予測が難しい。…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る