ALiNKインターネットは底値圏、21年2月期収益拡大期待

株式市場 銘柄

 ALiNKインターネット<7077>(東マ)は、天気予報専門サイト「tenki.jp」運営を主力としている。20年2月期減益予想だが、21年2月期の収益拡大を期待したい。株価は地合い悪化で安値を更新する展開だ。IPO後の落ち着きどころを探る段階だが、高値から4分の1水準で底値圏だろう。

■天気予報専門サイトを運営

 19年12月東証マザーズに新規上場した。天気予報・防災情報・季節情報を配信する天気予報専門メディアで、天気予報専門サイト「tenki.jp」運営(日本気象協会と共同運営)を主力としている。収入は運用型広告が9割以上を占める。

■21年2月期収益拡大期待

 20年2月期業績(非連結)予想は、売上高が19年2月期比横ばいの6億94百万円、営業利益が9.3%減の3億17百万円、経常利益が15.0%減の2億92百万円、純利益が20.9%減の1億83百万円としている。

 第3四半期累計は売上高が5億94百万円、営業利益が3億10百万円だった。気象リスクへの関心の高まりでPV数が伸長した。そして通期予想に対する進捗率は売上高85.5%、営業利益97.7%と高水準である。通期は先行投資負担などで減益予想だが、上振れ余地がありそうだ。また21年2月期の収益拡大を期待したい。

■株価は底値圏

 株価は地合い悪化で安値を更新する展開だ。IPO後の落ち着きどころを探る段階だが、高値から4分の1水準で底値圏だろう。3月30日の終値は1643円、時価総額は約35億円である。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■更新前のスーパーコンピュータの約4倍の計算能力  富士通<6702>(東証プライム)は2月21日…
  2. ■両社の資源を有効活用しSDGsに貢献  伊藤忠商事<8001>(東証プライム)グループのファミリ…
  3. ■純正ミラーと一体化し、左後方の視界を広げる  カーメイト<7297>(東証スタンダード)は、純正…
2024年3月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

ピックアップ記事

  1. ■投資と貯蓄の狭間で・・・  岸田内閣の「資産所得倍増プラン」は、「貯蓄から投資へ」の流れを目指し…
  2. ■「ノルム(社会規範)」解凍の序章か?植田新総裁の金融政策正常化  日本銀行の黒田東彦前総裁が、手…
  3. ■「日経半導体株指数」スタート  3月25日から「日経半導体株指数」の集計・公表がスタートする。東…
  4. ■投資家注目の適正株価発見ツール  日銀の価格発見機能が不全になる可能性がある中、自己株式取得が新…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る