日本エンタープライズの第3四半期は増収大幅増益

■クリエーション・ソリューション事業共に好調

 日本エンタープライズ<4829>(東1)の第3四半期は、増収大幅増益となった。大幅増益の要因は、クリエーション・ソリューション事業共に好調で、大幅増益であったことによる。

 第3四半期累計期間に、同社はコンシューマ向けスマートフォンアプリ、システム開発、デバッグ、クラウド、業務効率化アプリ、モバイルキッティング、音声ソリューション、電子商取引(eコマ ース)などのサービスを推進し、グループの事業規模及び収益拡大に努めた。

 その結果、第3四半期連結累計期間における売上高は26億19百万円(前年同期比8.9%増)、営業利益1億92百万円(同145.0%増)、経常利益2億33百万円(同82.4%増)、純利益1億53百万円(同423.1%増)となった。

 セグメント別の業績を見ると、クリエーション事業は売上高15億36百万円(同14.9%増)、セグメント利益31.1%増、ソリューション事業は売上高10億82百万円(同1.3%増)、セグメント利益1億38百万円(29.0%増)であった。

 第3四半期は以上のように好調であったが、通期業績予想については、当初予想を据え置いている。

 ちなみに、20年5月通期連結業績予想は、売上高38億50百万円(前期比12.8%増)、営業利益2億75百万円(同13.5%増)、経常利益3億円(同2.5%増)、純利益1億60百万円(同63.6%増)と2ケタ増収増益を見込んでいる。

 第3四半期累計の営業利益率は7.331%となっている。もし、第4四半期も同じ利益率が継続するなら、通期営業利益は2億82百万円となることから、利益面での上振れが予想される。

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