【株式市場】NYダウ470ドル高など受け日経平均は朝方240円高まで上げ堅調に推移

株式

◆日経平均は1万7873円35銭(54円63銭高)、TOPIXは1336.41ポイント(6.54ポイント高)、出来高概算(東証1部)は6億7396万株

 4月3日(金)前場の東京株式市場は、NYダウの470ドル高などを受け、日経平均は133円高で始まり、ほどなく240円43銭高(1万8059円15銭)まで上げた。ただ、トヨタ自動車<7203>(東1)は安く始まってから小高くなるなどで売り物が厚いとの見方も。日経平均は上げ幅を次第に縮め、前引けは54円63銭高(1万7873円35銭)だった。

富士フイルムHD<4901>(東1)が活況高となり、ドイツ政府が「アビガン」を大量購入との報道など材料視。デンカ<4061>(東1)はその原料を生産と伝えられ急伸。レオクラン<7681>(東2)は病院開業支援などを行い、東京都が新型コロナ軽症者用にホテル借り上げの方針を示したことなどが思惑を呼び3日連続ストップ高。サイバーリンクス<3683>(東1)は総務省の「公的個人認証サービス事業者」のため在宅・テレワークで印鑑になるとされストップ高。弁護士ドットコム<6027>(東マ)も活況高。メドレックス<4586>(東マ)は経皮吸収薬で先行し、米国でパッチ式(貼付式)の新型コロナ用ワクチン開発が進むと伝えられて一時ストップ高。

 東証1部の出来高概算は6億7396万株、売買代金は1兆741億円。1部上場2168銘柄のうち、値上がり銘柄数は1090銘柄、値下がり銘柄数は1002銘柄。

 また、東証33業種別指数は22業種が値上がりし、パルプ・紙、石油・石炭、電力・ガス、陸運、精密機器、化学、その他製品、などが高い。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■半導体パッケージの微細化に対応、LDI露光で1.0μm幅パターンを実現  旭化成<3407>(東…
  2. ■物流費やエネルギーコストの上昇受け、企業努力では限界  亀田製菓<2220>(東証プライム)は5…
  3. ■約100種類の実践講座で次世代エンジニアを育成  トヨタグループ5社は5月22日、AI・ソフトウ…
2025年7月
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28293031  

ピックアップ記事

  1. ■祝日と金融政策が交錯する7月  7月は、7月21日が「海の日」が国民の祝日に制定されてからフシ目…
  2. ■「MMGA」効果の造船株・海運株は「海の日」月間キャンペーン相場も加わり一段高を期待  あと1カ…
  3. ■選挙関連の「新三羽烏」の株価動向をウオッチ  足元では野党が石破内閣への内閣不信認決議案提出を見…
  4. どう見るこの相場
    ■米、イラン核施設を電撃空爆、緊張激化へ  「2週間以内」と言っていたのが、わずか「2日」である。…
  5. ■イスラエル・イラン衝突でリスク回避売りが優勢に  イスラエルのイラン攻撃を受け、13日の日経平均…
  6. ■ホルムズ海峡封鎖なら「油の一滴は血の一滴」、日本経済は瀬戸際へ  コメ価格が高騰する「食料安全保…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る