【株式市場】経済対策や緊急事態宣言による新型コロナ早期ピークアウト期待などで日経平均は一時599円高

株式

◆日経平均は1万8249円57銭(429円38銭高)、TOPIXは1349.53ポイント(24.40ポイント高)、出来高概算(東証1部)は7億3780万株

 4月6日(月)前場の東京株式市場は、「緊急事態宣言」が7日にも打ち出されるとの観測を受けて新型コロナウイルス流行の早期ピークアウト期待が広がり、経済対策への期待もあり、日経平均は取引開始から急伸して9時40分頃に599円38銭高(1万8419円57銭)まで上げた。第一三共<4568>(東1)は遺伝子治療薬に関する提携などが材料視されて10時過ぎまで上伸。日経平均の前引けは429円38銭高(1万8249円57銭)となった。

 中小企業への最大200万円の現金給付案などを受け、フランチャイズ方式の飲食店の救済期待などから鳥貴族<3193>(東1)などが急反発となり、第1四半期大幅増益のエスプール<2471>(東1)はストップ高。川本産業<3604>(東2)などのマスク関連株は軒並み連騰。トライステージ<2178>(東マ)は今期の業績予想などが注目されて急伸。

 6日新規上場の松屋アールアンドディ<7317>(東マ)は公開価格910円。9時15分に838円で初値がつき、842円まで上伸。その後は807円を下値に売買をこなし、前引けは810円。

 東証1部の出来高概算は7億3780万株、売買代金は1兆2092億円。1部上場2168銘柄のうち、値上がり銘柄数は1466銘柄、値下がり銘柄数は633銘柄。

 また、東証33業種別指数は29業種が値上がりし、情報・通信、水産・農林、医薬品、鉱業、輸送用機器、証券・商品先物、パルプ・紙、などが高い。(HC)

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