【株式市場】緊急事態宣言と経済対策を控え先物に買い戻し増加とされて大幅続伸

株式

◆日経平均は1万8576円30銭(756円11銭高)、TOPIXは1376.30ポイント(51.17ポイント高)、出来高概算(東証1部)は16億7962万株

 4月6日(月)後場の東京株式市場は、日経平均がほぼ前引けと同水準の427円高で始まった。米NY市の新規感染者数が減ったと伝えられ、日本製鉄<5401>(東1)日本郵船<9101>(東1)トヨタ自動車<7203>(東1)などが次第高。日経平均は14時頃まで一進一退だったが、大引けにかけては政府の緊急事態宣言と経済対策の発表を前に先物の買い戻しが増加とされて一段高になり、一時852円7銭高(1万8672円26銭)まで上げ、大引けも大幅高のまま2日続伸となった。

 後場は、穀物の輸出を制限する国が出ているとされ、穀物ETF<1688>(東・上場投信)がストップ高で始まり、カネコ種苗<1376>(東1)も取引開始後に一段高。マスク原料がひと頃の20倍とかでダイトウボウ<3202>(東1)が一段高。防護服のアゼアス<3161>(東2)も中盤過ぎから一段高。農業総合研究所<3541>(東マ)は生産者と直結のため緊急事態宣言後の野菜供給に強いとされて一段高。コックス<9876>(JQS)はコットン100%で洗えるマスク発売開始が注目されてストップ高。

 6日新規上場の松屋アールアンドディ<7317>(東マ)は後場売買交錯となり公開価格910円に対し811円となった。初値は838円。

 東証1部の出来高概算は16億7962万株(前引けは7億3780万株)、売買代金は2兆6994億円(同1兆2092億円)。1部上場2168銘柄のうち、値上がり銘柄数は2004(前引けは1466)銘柄、値下がり銘柄数は141(同633)銘柄。

 また、東証33業種別指数は全33業種(前引けは29業種)が値上がりし、値上がり率上位は、海運、証券・商品先物、輸送用機器、鉱業、情報・通信、水産・農林、不動産、倉庫・運輸、化学、などとなった。(HC)

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