中外製薬が連日上場来の高値、新型コロナ重症患者への「アクテムラ」試験に注目続く

■米社が臨床試験の承認を得たと3月下旬に発表

中外製薬<4519>(東1)は4月7日、一段高で始まり、取引開始後に1万3470円(600円高)まで上げ、上場来の高値を連日更新している。新型コロナウイルス薬に関連する期待材料があり、信用売り残が買い残をオーバーしている点も材料視されている。

 同社が創製した「アクテムラ」(ヒト化抗ヒトIL-6レセプターモノクローナル抗体、一般名:トシリズマブ(遺伝子組換え)」について、米ジェネンテック社が重症COVID-19(新型コロナウイルス)肺炎の成人入院患者におけるアクテムラ静注(トシリズマブ)と標準的な医療措置の併用の安全性および有効性を評価する臨床試験の承認を米国で得たと3月24日に発表しており、引き続き注目の衰えない相場になっている。(HC)

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