【株式市場】日経平均は後場一段高となり終値で3月30日以来の1万9000円台

株式

◆日経平均は1万9353円24銭(403円06銭高)、TOPIXは1425.47ポイント(22.26ポイント高)、出来高概算(東証1部)は16億8156万株

 4月8日(水)後場の東京株式市場は、ANAホールディングス<9202>(東1)がジリ高傾向を続けたため、東証1部銘柄から「コロナ倒産」の可能性は後退したとの指摘があり、安心感が広がった。日経平均の後場寄りは20円高だったが、時間とともに上げ幅を拡大、14時過ぎには504円16銭高(1万9454円34銭)まで上げ、大引けは4日続伸となった。終値での1万9000円台は3月30日以来。

 後場は、エムスリー<2413>(東1)が一段高となり、オンライン診療株人気に加え証券会社による投資判断の引き上げが材料視されて上場来の高値を更新。鉄人化計画<2404>(東2)は休業期間にメドがついたとされて7日に9日ぶりの反発となり、日証金による臨時措置が出て②日連続ストップ高。ユナイトアンドグロウ<4486>(東マ)は中小企業向けのテレワーク支援が注目されてストップ高。テリロジー<3356>(JQS)はテレワークのセキュリティ関連株とされて一段と上げストップ高。

 東証1部の出来高概算は16億8156万株(前引けは7億4204万株)、売買代金は2兆8114億円(同1兆2505億円)。1部上場2168銘柄のうち、値上がり銘柄数は1634(同1307)銘柄、値下がり銘柄数は478(同791)銘柄。

 また、東証33業種別指数は29業種(前引けは22業種)が値上がりし、値上がり率上位の業種は、空運、陸運、証券・商品先物、医薬品、サービス、精密機器、小売り、ゴム製品、食料品、などとなった。(HC)

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