JPホールディングスは既存の保育士職に加え、「総合職保育士」職の採用を本格的に開始

◇グループの他職種へ職種転換が可能

JPホールディングス<2749>(東1)は、2021年度新卒採用として、既存の保育士職に加え、昨年度より試験的に実施していた「総合職保育士」職の採用を本格的に開始する。

  「総合職保育士」は、保育現場で培った経験を活かし、自身の希望キャリアやライフプランに合わせて、同社グループの他職種へ職種転換ができる採用枠。 「総合職保育士」として採用された職員は、グループ会社の日本保育サービスが運営する保育園で保育士として勤務しながら、一般的なビジネススキルや同社の運営本部職として必要な知識を身につける研修などを受講することができ、本人の希望に応じた様々なキャリアを選択することが可能になる。

 これまで保育士のキャリアプランの多くは、保育現場で主任や園長を目指すものであった。そのため、「保育士以外の職業にもチャレンジしたい」と思い、他の業界に転職を希望する保育士も少なくなかった。また、これまでも同社グループ内で保育士から他職種に転換する職員がいたが、転換時に「保育経験だけでなく一般的なビジネススキルをもっと身に付けたい」という声が挙がっていた。

 同社グループの「総合職保育士」採用では、保育士として経験を積みながら、将来の他職種への転換を見越して一般的なビジネススキルなどを学ぶ、総合職保育士専用の研修を2年間受講する機会があり、保育の専門知識に限らない幅広い知識や経験を積むことができる。研修修了後には、職種転換試験を経て他職種に転換するキャリアを選択することが可能。職種を転換した後も、現場で培った経験を活かせる環境が整っているため、様々なキャリアプランを描くことができる。また、職種転換せず現場で保育士としてキャリアを積むことも可能で、その際も研修で得た知識や経験を活かして「保育の質」向上に貢献できる。

 転換の一例としては、保育園・学童クラブ・児童館等の運営や新規開設・コンサルティング事業などを担当する本部総合職や、当社グループが運営する学童クラブ・児童館での育成業務全般(こども たちの受け入れ、学習サポート、行事の企画・運営など)を担う放課後児童支援員職などがあり、自身の希望や適性に合わせて様々なキャリアを選択できる。また、他職種を経験したのちに保育士や 主任・園長として現場に戻ることも可能で、既存のキャリアプランにとらわれない働き方を選ぶことができる。

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