シミックHDが急伸、「アビガン」の治験と製造支援が注目されて2ヵ月ぶりに1600円台

■国内臨床第3相試験でモニタリング業務の提供などを発表

シミックホールディングス(シミックHD)<2309>(東1)は4月24日、急伸し、取引開始後に18%高の1689円(259円高)まで上げ、3月3日以来、約2ヵ月ぶりに1600円台に進んだ。

 23日付で、新型コロナウイルス感染症への効果が期待される「アビガン」の国内臨床第3相試験でモニタリング業務を提供し、CDMO(医薬品製剤開発および製造受託機関)として「アビガン」の製造を支援することになったと発表。注目集中となっている。

 「アビガン」は富士フイルムHD<4901>(東1)グループの富士フイルム富山化学が開発。2014年3月に新型又は再興型インフルエンザウイルスを適応症として国内で製造販売承認を取得した。この度の新型コロナウイルス流行を受け、政府は「アビガン」の備蓄量を200万人分まで拡大することを決定した。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■半導体パッケージの微細化に対応、LDI露光で1.0μm幅パターンを実現  旭化成<3407>(東…
  2. ■物流費やエネルギーコストの上昇受け、企業努力では限界  亀田製菓<2220>(東証プライム)は5…
  3. ■約100種類の実践講座で次世代エンジニアを育成  トヨタグループ5社は5月22日、AI・ソフトウ…
2025年7月
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28293031  

ピックアップ記事

  1. ■祝日と金融政策が交錯する7月  7月は、7月21日が「海の日」が国民の祝日に制定されてからフシ目…
  2. ■「MMGA」効果の造船株・海運株は「海の日」月間キャンペーン相場も加わり一段高を期待  あと1カ…
  3. ■選挙関連の「新三羽烏」の株価動向をウオッチ  足元では野党が石破内閣への内閣不信認決議案提出を見…
  4. どう見るこの相場
    ■米、イラン核施設を電撃空爆、緊張激化へ  「2週間以内」と言っていたのが、わずか「2日」である。…
  5. ■イスラエル・イラン衝突でリスク回避売りが優勢に  イスラエルのイラン攻撃を受け、13日の日経平均…
  6. ■ホルムズ海峡封鎖なら「油の一滴は血の一滴」、日本経済は瀬戸際へ  コメ価格が高騰する「食料安全保…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る