【株式市場】主力株が交互に引っ張り上げる印象で日経平均は大引けにかけ557円高

株式

◆日経平均は1万9783円22銭(521円22銭高)、TOPIXは1447.25ポイント(25.96ポイント高)、出来高概算(東証1部)は12億4740万株

 4月27日(月)後場の東京株式市場は、正午頃から日銀の追加金融緩和決定が伝えられはじめ、みずほFG<8411>(東1)などが一段高で始まった。大手銀の上げが一服するとトヨタ自動車<7203>(東1)がジリ高を続け、さらに日本製鉄<5401>(東1)がジリ高など、主力株が交互に引っ張り上げる印象。日経平均は410円高で始まった後一貫してジリ高傾向を続け、大引けにかけて557円高(1万9819円06銭)まで上げた。前週末比で大幅に反発した。

 後場は、三谷産業<8285>(東1)が「アビガン錠」の原薬製造を受託との発表を受けていきなり急伸し大引けまで買い気配のままストップ高。ペガサスミシン<6262>(東1)ブラザー工業<6448>(東1)は医療用ガウンなどの製造に異業種の参入が伝えられ次第高。シンメンテHD<6086>(東マ)は引き続き2月決算が材料視されて連日活況高。オールアバウト<2454>(JQS)は業績予想の増額が好感されてストップ高。

 東証1部の出来高概算は12億4740万株(前引けは5億463万株)、売買代金は2兆113億円(同8428億円。1部上場2170銘柄のうち、値上がり銘柄数は1752(同1439)銘柄、値下がり銘柄数は369(同636)銘柄。

 また、東証33業種別指数は32業種(前引けは31業種)が値上がりし、値上がり率上位は、海運、鉄鋼、非鉄金属、空運、電気機器、不動産、ガラス・土石、保険、金属製品、などとなった。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■グローバルモデルに匹敵する日本語対応の高性能生成AIを4月から順次提供  ELYZAとKDDI<…
  2. ■優勝への軌跡と名将の言葉  学研ホールディングス<9470>(東証プライム)は3月14日、阪神タ…
  3. ■新たな映画プロジェクトを発表  任天堂は3月10日、イルミネーション(本社:米国カリフォルニア州…
2024年4月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■海運株と防衛関連株、原油価格の動向に注目集まる  地政学リスクによる市場の不安定さが増す中、安全…
  2. ■中東緊張と市場動向:投資家の選択は?  「遠い戦争は買い」とするのが、投資セオリーとされてきた。…
  3. ■節約志向が市場を動かす?  日本の消費者は、節約志向と低価格志向を持続しており、これが市場に影響…
  4. ■投資家の心理を揺さぶる相場の波  日米の高速エレベーター相場は、日替わりで上り下りと忙しい。とく…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る