共栄セキュリティサービスは反発の動き

 共栄セキュリティサービス<7058>(JQ)は施設巡回警備を中心とする警備会社である。当面は新型コロナウイルス感染症拡大と緊急事態宣言によって、大型イベント中止などの影響が懸念材料となるが、中期的に収益拡大を期待したい。株価は反発の動きを強めている。出直りを期待したい。

■施設巡回警備などを中心とする警備会社

 オフィス・商業施設の巡回警備、スポーツイベントなどの雑踏・交通誘導警備、および鉄道関連警備を中心とする警備会社である。長期・定額契約のストック型案件の積み上げを推進している。

■20年3月期増収増益予想

 20年3月期連結業績予想は、売上高が19年3月期比14.3%増の64億94百万円、営業利益が17.0%増の4億72百万円、経常利益が18.6%増の5億06百万円、純利益が16.2%増の3億22百万円としている。G20やラグビーW杯など大型イベント関連も寄与して増収増益予想である。

 当面は新型コロナウイルス感染症拡大と緊急事態宣言によって、大型イベント中止などの影響が懸念材料となるが、中期的に収益拡大を期待したい。

■株価は反発の動き

 株価は3月の安値圏から反発の動きを強めている。出直りを期待したい。4月27日の終値は2976円、時価総額は約45億円である。(日本インタビュ新聞社アナリスト水田雅展)

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